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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年01月
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【揺花草子。】<その2174:ぼく? さあね。>

 【揺花草子。】<その2174:ぼく? さあね。>


 Bさん「昨日も言ったけど今日もバスの話題だよ。」

 Aさん「あぁ・・・そうなの?」

 Cさん「阿部さんはまだダイヤちゃんの乱れた姿を妄想して

     鼻息が落ち着かないわね。」

 Aさん「そんなことないですけども!!?

     そんな姿を別に想像もしてないですけども!!?」

 Bさん「阿部さんはダイヤちゃんよりもルビィちゃん派だっけ。」

 Aさん「だからそう言う話でもない!!!」

 Bさん「ま、ともかくバスですよ。

     今までも何度も話題にしてるけれども、バスは運行中に

     録音音声ないしは機械音声による車内アナウンスのほか、

     それらの情報をリアルタイムに補完する役割としての

     運転手さん自身のアナウンスとが並立しています。」

 Aさん「うん、そうだね。」

 Cさん「私たちは私たちの街の路線バスしか知らないからこう思うけど、

     もしかしたら地域によっては運転手さんのアナウンスは基本なしみたいな

     バス会社もあるのかも知れないけれどもね。」

 Aさん「あぁ・・・それは確かに、判らないですね。」

 Bさん「で、その日乗ったバスも、いつものように運転手さんが

     バス停に着く時とか発車の時とかに

     ちょいちょいアナウンスを入れてくるわけですよ。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「でもその日のバスの運転手さんのアナウンスはさ、

     声がかすれててなんだかよく聞こえなかったわけ。」

 Aさん「あぁー・・・そう言うこともあるかねぇ。」

 Bさん「かすれているって言うか、むしろ囁いてるみたいな。」

 Aさん「囁いてる・・・。」


 Bさん「セルジュ・ゲンズブールもかくやと言うくらいの

     ウィスパーボイスだったよ。」

 Aさん「違くない!!???」


 モナム―。

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