表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年03月
79/365

【揺花草子。】<その2244:幸運の代償。>

 【揺花草子。】<その2244:幸運の代償。>


 Bさん「『暑さ寒さも比嘉夏海』と言いますね。」

 Aさん「言いませんよ。

     どこの災害都市のヒロインだよ。」

 Cさん「今年は『絶体絶命都市』の新作が出るらしいわね。

     すごく楽しみなのよね。」

 Aさん「あぁ・・・ホントは第4作が出るはずだったんですよね・・・。」

 Bさん「まあ世の中の流れとか開発元のアイレムさんの諸々の事情とかあって

     その時は流れちゃったんだけど、権利を引き継いだ会社により

     開発が続けられていたと言うことらしい。」

 Aさん「うんうん。」

 Bさん「今回は夏海ちゃんはどんな挟まり方をしてくるのか楽しみだね。」

 Aさん「夏海ちゃん出るのはもう確定なんだ!?

     そして挟まるのも決まりなんだ!!?」

 Cさん「そこはもう伝統芸だと思うのよね。

     PS2 向けにリリースされた第1作では

     遊園地の壊れたコーヒーカップの下敷きになって登場したと記憶しているわ。」

 Bさん「引き続き PS2 でリリースされた第2作では教育実習で赴任して来た高校の

     音楽室のピアノの下敷きと言う登場の仕方だったね。

     助けを要求する JD にサラダ油をかけると言う超シュールな遊びが楽しめたよね。」

 Aさん「いや・・・まあそこらへんの遊びの多さはアイレムさんらしいけど・・・。」

 Cさん「PSP でリリースされた第3作では赴任先の人工島の物流倉庫だったかで

     荷物の下敷きで登場したわね。

     火災も発生していたからかつてない緊迫感だったわ。」

 Aさん「うーん、確かに。」

 Bさん「そしてなんと去年リリースされた『巨影都市』でも

     安定の挟まり芸を披露したらしいよ。」

 Aさん「挟まり芸・・・。」

 Bさん「夏海ちゃんは第1作は高校生で夏休みに弟と一緒に遊びに来て

     災害に遭ったと言う設定だったけど、

     第2作では教育実習で訪れた高校が罹災した。

     そして第3作では教師として赴任した島で罹災。

     人生の割と短い期間で3度も生命の危機に瀕するレベルの大災害に遭遇して

     しかも毎回生還してるんだから、

     もうある意味強運の女神と言えるかも知れないよ。」

 Aさん「うーん・・・そうなんだろうか・・・。」

 Cさん「でもあそこまで行くといろいろ噂が立っちゃいそうよね。

     『比嘉夏海が滞在するところには災害が起こるぞ』みたいな。」

 Aさん「いや・・・それはあまりにもあんまりじゃ・・・。」


 Bさん「『幸運艦』と呼ばれながらも陰では

     『僚艦の命を吸い取って生還する死神』と

     蔑まれた陽炎型駆逐艦『雪風』のようだよね。」

 Aさん「雪風を死神呼ばわりするのは

     創作だと言われてるけどね!!???」


 それでも雪風は笑うのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ