【揺花草子。】<その2241:耐久値。>
【揺花草子。】<その2241:耐久値。>
Bさん「花粉すごいらしいじゃないですか。」
Aさん「あぁー・・・うーん・・・?」
Cさん「その良く分かってない感ね。」
Aさん「いや・・・そう言われてもそれは仕方ないと言うか・・・。」
Bさん「阿部さんは『花粉やられ耐性Lv1』のスキルをつけてるんだもんね。」
Aさん「いやそう言うのではないけれども!!?
でもまあ、花粉は平気な方だねぇ。
それを言えばきみらだってそうだろ?」
Bさん「そうだね。ぼくも花粉は平気。」
Cさん「私も大丈夫ね。」
Bさん「ナカPも花粉は問題ないらしいから、
この現場は花粉の苦しみが分からない人間ばかりが集まっています。」
Aさん「いやその言い方!!」
Bさん「今はな。」
Aさん「えっ・・・? な・なにそれ?」
Cさん「来年はどうなっているか分からないと言うことよ。」
Aさん「いっいや・・・それなんです・・・?
もしかして来年の今頃は花粉症持ちの新メンバーが加わってるかもとか
そう言う話です?」
Bさん「・・・あぁ、そう言う線もアリかもね。」
Cさん「そうね、それもアリかも。
阿部さんの席を空けて・・・」
Aさん「ちょっ!! 不穏な相談しないで下さい!!!」
Bさん「でもそう言う意図ではなくって、ほら花粉症って
それまでは平気だったのにある時を境に
急になっちゃったりとかってするらしいよってこと。」
Aさん「あぁ・・・そう言うことね・・・。
つまり今年は4人とも花粉症に掛からずに済んだけども、
来年も同じである保証はないと。」
Bさん「そう言うこと。
花粉症は良くコップに例えられるんだって。
花粉症の因子がコップにたまって行って、
そのコップから溢れたら症状が出るって言うね。」
Aさん「なるほど。」
Cさん「そして一回溢れちゃったコップはもう空にはできないらしいわ。
溢れちゃったが最後、そこから先は毎年花粉と戦い続けると言うわけね。」
Aさん「うーむ・・・。」
Bさん「もちろんぼくらのコップの大きさがどれくらいで
あとどれぐらい花粉を注げば溢れるかは分からない。」
Aさん「うーん・・・。」
Bさん「なんにせよ、たまりにたまったダメージが限界に達すると
症状が出ると言うわけです。」
Aさん「ふむ。」
Bさん「部位破壊みたいだね。」
Aさん「部位破壊!!!!!」
クエスト報酬はティッシュとかかな?




