【揺花草子。】<その2230:レベル3。>
【揺花草子。】<その2230:レベル3。>
Bさん「阿部さんは料理はあんまりだよね。」
Aさん「料理はあんまりですね・・・。」
Cさん「卵かけご飯にも失敗するレベルよね。」
Aさん「ニャンちゅう!!? これはひどいのやつじゃないですかそれ!!」
Bさん「あのね、そんな料理に明るくない阿部さんは
もしかしたら聞いたことないかも知れないけども、
良く『きつね色になるまで焼く』とか『飴色になるまで炒める』
なんて表現があるんですよ。」
Aさん「いや、まぁ、そんぐらい聞いたことはありますよ。」
Cさん「こと玉ねぎに関しては『透明になるまで炒める』なんても言うわ。」
Aさん「あぁ、それも聞いたことあります。」
Bさん「でもさ、実際透明にはならないでしょ。」
Aさん「い・・・いや・・・それはそうだけど・・・。
そこはものの例えってやつだろ・・・。」
Bさん「でもそんな曖昧な物言いでは至高の料理を作ることはできないよ。
神の舌を持つ審査員を唸らせるレベルの料理に
そんな曖昧さがあっていいはずがない。」
Aさん「いや・・・それはまぁそうかも知れないけども・・・。」
Bさん「なのでぼくは、『玉ねぎを透明になるまで炒める』なんて曖昧な表現ではなくて
もう少し正確な表現をして欲しいと思っている。」
Aさん「正確な。」
Bさん「『玉ねぎを opacity: 0.5 になるまで炒める』とか。」
Aさん「なんで CSS で表現するんですかね。」
数字の絶対性。




