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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年03月
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【揺花草子。】<その2230:レベル3。>

 【揺花草子。】<その2230:レベル3。>


 Bさん「阿部さんは料理はあんまりだよね。」

 Aさん「料理はあんまりですね・・・。」

 Cさん「卵かけご飯にも失敗するレベルよね。」

 Aさん「ニャンちゅう!!? これはひどいのやつじゃないですかそれ!!」

 Bさん「あのね、そんな料理に明るくない阿部さんは

     もしかしたら聞いたことないかも知れないけども、

     良く『きつね色になるまで焼く』とか『飴色になるまで炒める』

     なんて表現があるんですよ。」

 Aさん「いや、まぁ、そんぐらい聞いたことはありますよ。」

 Cさん「こと玉ねぎに関しては『透明になるまで炒める』なんても言うわ。」

 Aさん「あぁ、それも聞いたことあります。」

 Bさん「でもさ、実際透明にはならないでしょ。」

 Aさん「い・・・いや・・・それはそうだけど・・・。

     そこはものの例えってやつだろ・・・。」

 Bさん「でもそんな曖昧な物言いでは至高の料理を作ることはできないよ。

     神の舌を持つ審査員を唸らせるレベルの料理に

     そんな曖昧さがあっていいはずがない。」

 Aさん「いや・・・それはまぁそうかも知れないけども・・・。」

 Bさん「なのでぼくは、『玉ねぎを透明になるまで炒める』なんて曖昧な表現ではなくて

     もう少し正確な表現をして欲しいと思っている。」

 Aさん「正確な。」


 Bさん「『玉ねぎを opacity: 0.5 になるまで炒める』とか。」

 Aさん「なんで CSS で表現するんですかね。」


 数字の絶対性。

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