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【揺花草子。】＜その2530：そりゃ必要だけれども。＞

　Ｂさん「そんなわけで大晦日です。」

　Ａさん「大晦日ですね。」

　Ｃさん「阿部さん今年も何とか逃げ切ったわね。」

　Ａさん「何からですかね。」

　Ｂさん「大晦日と言えば年越しそばじゃないですか。」

　Ａさん「年越しそばですねえ。」

　Ｃさん「カップそばに気持ち程度の卵を落として年越しそばと言い張る勢よね。」

　Ａさん「いいいい良いじゃないですかそれでも・・・！！！」

　Ｂさん「けど、世の中には蕎麦アレルギーの人もいるんだよ。

　　　　　そう言う人々の気持ちを考えたら年越しそばと言う風習は

　　　　　不謹慎だとは思わないんですか？」

　Ａさん「うわ突然クソリプみたいな事言い出した。」

　Ｂさん「仮にそう言うクレーマーまがいの発言を受けて、

　　　　　年越しそばを自粛する事にしたとしましょう。」

　Ａさん「酷い未来だ。」

　Ｃさん「起こり得ないとも言えないだけにね。」

　Ｂさん「じゃあ、そばの代わりに何を食べればいいかね？」

　Ａさん「えー・・・じゃあうどんとか？」

　Ｂさん「世の中には小麦アレルギーの人もいるんだよ。

　　　　　そう言う人々の気持ちを（以下略）」

　Ａさん「ダメか！！！

　　　　　じゃあもう良いよ、上に載ってる天ぷらだけ頂こうよ・・・」

　Ｃさん「世の中にはえびアレルギー（以下略）」

　Ａさん「くそ！！！

　　　　　えー・・・？　万人に影響ない食べ物ってなんだ・・・？

　　　　　じゃあもういっそカレーとか・・・？

　　　　　カレーならみんな大好きだよね？」

　Ｂさん「豚肉や牛肉は信教的に口にできない人が世界中にたくさんいるんですよ。

　　　　　いかにも島国人と言った視野の狭さに辟易します。」

　Ａさん「ものすごい失礼な事言われてるけど！！！

　　　　　全日本人に喧嘩売ってるけど！！！」

　Ｃさん「私たちが想定している島国人はイギリス人の事よ。

　　　　　伝統的にフランスとイギリスは仲が悪いから。」

　Ａさん「そう言うイヤな感じの火種をこのタイミングで撒こうとしないで下さい！！！」

　Ｂさん「さあさあ阿部さん次の炎上の種は？」

　Ａさん「いや炎上しようと思って言ってるんじゃないんだけど。

　　　　　なんなんだ今年は年の瀬まで酷いな。」

　Ｃさん「阿部さんが人並みの年越しを迎えられるわけないじゃない。

　　　　　思い上がりも甚だしいわ。」

　Ａさん「批判が辛辣すぎる！！！　ぼくがいったい何をしたって言うんですか！！！」

　Ｂさん「もう思いつかないかな？」

　Ａさん「うーん・・・そうだねえ・・・。

　　　　　万人に受け入れられる年越し○○・・・。」

　Ｂさん「それじゃぼくの方から提案しておこうかな。」

　Ａさん「おっ・・・そうしてくれる？」

　Ｂさん「ぼくが考える最も角が立たない年越し○○。」

　Ａさん「うん。」

　Ｂさん「年越し水。」

　Ａさん「年越し水！！！！！」

　来年もよろしくお願い致します。