【揺花草子。】＜その2521：お姫様のためなら。＞
【揺花草子。】＜その2521：お姫様のためなら。＞
Ｂさん「そろそろ阿部さんにはクリスマスギフトの準備についての
進捗報告をしてもらいたいな。」
Ａさん「・・・なんでぼくがきみらにそんな報告をしなきゃいけないんですかね・・・。」
Ｃさん「ホウレンソウは社会人の基礎スキルでしょ。
そう言うところが阿部さんの大人としてダメなところよね。」
Ａさん「大人としてダメとかものすごい致命的な評価！！！
そうじゃなくてなんであなたたちに報告が必要なのかと言う話ですよ！！！」
Ｂさん「なんか海外では子供たちのクリスマス体験に過度な差が出ないようにと言う配慮から
親から子供へのプレゼントは一定額を超えないように制限すると言う取り決めを
ママ友同士で決めたりするところもあったりすると言うよ。」
Ａさん「えー・・・それってなんだか・・・って感じだね・・・。」
Ｃさん「ホントそうよね。
過度な公平は一見正道に見えるけれども不満の温床にもなり得るわ。」
Ａさん「おぉ・・・そう言う少し挑戦的な意見・・・。」
Ｂさん「その点ぼくら【揺花草子。】は予算額青天井だよ。
阿部さん良かったね。」
Ａさん「かつてないほど良くない『良かったね』だなそれ。
いったいきみらはぼくにどんだけの期待をしているって言うんだよ。」
Ｃさん「Apple Store では今日22日の15時30分までに注文すると
24日に配送してくれるそうよ。」
Ａさん「iPad Pro 欲しいって言ってましたもんね！！？
すごく有益な情報を出したみたいな言い方して来てますけど！！！」
Ｂさん「もちろん阿部さんだって期待してくれていいよ。」
Ａさん「えっ・・・な・なに？」
Ｂさん「ただぼくらが一方的に阿部さんに金品を要求しようと言うわけじゃないわけ。
見返りに阿部さんに利益を供与する用意があると言っているんだよ。」
Ａさん「金品を要求するとか歯に衣着せなすぎじゃないですかね・・・。
・・・って、きみらも準備を進めているって事？」
Ｃさん「自分は準備万端ですって空気を出してるつもり？」
Ａさん「言い方！！」
Ｂさん「してるよぉー？ もちろんだよう！
ぼくらは今年のクリスマスのために結構な気合を入れているからね！」
Ａさん「そ・・・そうなんだ・・・？」
Ｂさん「クリスマスギフト、略してクリフトの準備をね。」
Ａさん「ドラクエIVとか
用意してるわけじゃないよね？」
新品未使用品なら価値があるかも。
