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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年12月
348/365

【揺花草子。】<その2513:Sっ気煽る。>

 【揺花草子。】<その2513:Sっ気煽る。>


 Bさん「昨日も話した『絶4』ですけど。」

 Aさん「あぁ、うん。」

 Cさん「正確に言えば『絶体絶命都市 4 Plus』と言うタイトルになるわ。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「これまた昨日も話した CERO 区分では、これまでのシリーズ作品は

     CERO: B か CERO: C だったけれども、

     今回の『絶4』は CERO: D 区分。

     ローティーンお断りの位置づけです。」

 Aさん「んん。」

 Bさん「そして、CERO: D 区分になった理由は、

     妙齢の女子がお漏らししてしまうシーンが収録されているためではないかと

     ぼくらは推察したわけだ。」

 Aさん「いや・・・まあ・・・。」

 Cさん「だけども、なのよ。」

 Aさん「え、なんです?」

 Cさん「プレイヤーキャラ、デフォルトでは市川結子さんと言う名前だけれども、

     実際ゲームシステムとして存在する『排泄欲求』に対し、

     それを満たさなければ──とりもなおさずトイレを我慢し続ければ

     最終的に一体どうなるかと言うのは検証してみないわけにはいかないわ。」

 Aさん「それは・・・まあ。」

 Cさん「これぐらいのネタバレは許して欲しいと思うけど、

     ゲーム中では地震発生から災害都市脱出までに都合7日間掛かる流れなの。

     その7日間をどう生き抜くかと言うのがゲームのポイントになるわけね。」

 Aさん「えぇ。」

 Bさん「人間は普通に暮らしていれば1日に5,6回はトイレに行くよね。

     でも災害都市の現場ではトイレに行こうと思っても

     なかなか行けない場面もある。」

 Aさん「まあ・・・ぼくらもその点はかつてけっこう苦労したよね・・・。」

 Cさん「ゲーム中1週間にわたり、トイレに1度も行かず、

     ずっと我慢し続ければ一体どうなるか。

     現実ではそこそこ重篤な病気になっちゃいそうな気がしちゃうけれども、

     市川さんはその困難にどう耐え忍ぶのかあるいは耐えられないのか。

     ゲームのプレイヤーに痴態を晒してしまうのか。」

 Aさん「(痴態て・・・)」

 Cさん「結論から言うと、実はトイレに行かなくても平気なの。」

 Aさん「えっそうなんです!?」

 Bさん「それどころか、空腹や喉の渇きに関しても

     特に対処しなくともプレイ上支障がない事が確認できたよ。

     1週間飲まず食わずでトイレにも行かなくても平気。

     本作にはストレスと言うパラメータもあるけれども、

     どんだけ空腹でもトイレに行きたくなっても特段ストレスを感じる事はないわけ。

     市川さんマジ鋼メンタル。」

 Aさん「そっ・・・それは・・・すごいね・・・。」

 Cさん「ただし、排泄欲求が高まると、市川さんはそわそわもじもじし出すの。

     足を踏み踏みしながら、おなかをぎゅっと抑えるようなしぐさをする。」

 Aさん「あ、そうなんです?」

 Cさん「そしてたまに『んっ・・・!』って感じに辛抱たまらん感じの声を漏らすのよ。」

 Aさん「ほ・・・ほう・・・。」


 Cさん「これはこれで CERO: D なわけだと思ったわ。」

 Aさん「思っちゃいましたか!!!!!」


 まあ D の判断に至ったのは違うところが原因だとは思いますが。

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