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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年12月
341/365

【揺花草子。】<その2506:哀愁を漂わせる。>

 【揺花草子。】<その2506:哀愁を漂わせる。>


 Bさん「今日は昔の恋人を懐かしむ日ですよ。」

 Aさん「えっ・・・な・なにそれ?」

 Cさん「阿部さんもそれなりに恋の想い出があったりするわけでしょ?」

 Aさん「ノーコメントで。」

 Bさん「良く『男は別名保存で女は上書き保存』なんて言いますが、

     阿部さんはその点どうかな。」

 Aさん「ノーコメントで。」

 Cさん「ガード固いわねえ。

     ガチガチに引いて守ってカウンター1発に勝負を賭ける下位チームみたいねえ。

     弱者のサッカーね。」

 Aさん「引いて守るのだって立派な戦術でしょ!!

     弱者のサッカーとかって表現が良くないですよ!!

     と言うかそもそも弱者じゃありませんよ!!」

 Bさん「恋愛弱者と言うポジションなのに。」

 Aさん「きみが何を知ってるって言うんだ!!」

 Bさん「そもそも今日が昔の恋人を懐かしむ日であるのは、

     『いつかの女』、つまり『いつ(12)かの女(07)』と言う

     語呂合わせの故であるわけですが。」

 Aさん「語呂合わせが強引過ぎて合ってない感すさまじいんだけど・・・。」

 Bさん「そんなわけで今日は阿部さんから、阿部さんの人生を通り過ぎて行った

     いつかの女の話を何とかして聞き出そうと思ってるよ。」

 Aさん「何とかして聞き出そうとしないで欲しいなあ・・・。」

 Cさん「ブリジットも何かとその辺り気になるのよ。どうこう言っても。」

 Bさん「ちょっ!!//// そう言うのではない!!!////」

 Aさん「い・いや・・・////

     ま・まあどっちにしてもそのへんの話をするつもりはないんで・・・。」

 Bさん「えぇ〜! 聞かせてよ〜!

     せめていつ頃かだけでもいいからさあ。」

 Aさん「いっいや・・・」

 Bさん「ねえねえ、いつの女なの?」

 Aさん「だ・だから・・・////」


 Bさん「何年の何クールの女なの?」

 Aさん「なんでアニメ前提!!???」


 そう言う言い方をするなら通り過ぎてはいない。

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