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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年11月
326/365

【揺花草子。】<その2491:まるで薬缶だ。>

 【揺花草子。】<その2491:まるで薬缶だ。>


 Bさん「今日は良い夫婦の日ですよ。」

 Aさん「えっ・・・あぁ・・・うん・・・。」

 Bさん「・・・。」

 Cさん「・・・。」

 Aさん「・・・・・・。」

 Bさん「・・・ははっ。」

 Aさん「おいちょっとなんだ今きみ鼻で笑ったかい!!?」

 Bさん「いや・・・揃いも揃って良い夫婦とは縁のない現場だなぁと思ってね・・・。」

 Aさん「きみ去年もそう言う事言ってたけど随分な言いようじゃないか・・・。

     第一ぼくの年代だったら独身もそんなに珍しくないだろ。」

 Cさん「あらそれはどう言う意味かしら?」

 Aさん「えっ!!!

     いっいや・・・。カトリーヌさんの事をどうこう言うわけでは・・・。」

 Bさん「それに阿部さんはこの先ワンチャンあるかもとか思ってるんだとしたら

     それは大いなる思い上がりだよ。

     阿部さんは二次元との一方的な婚姻関係しか結べない運命だよ?」

 Aさん「言ってくれるじゃないかきみ・・・!!!」

 Bさん「まあと言うわけで、今日は良い夫婦と言う架空の存在について

     論じて行きたいと思うよ。」

 Aさん「出た架空の存在シリーズ!!

     良い夫婦はそこそこの頻度でいるだろ!! 良く分からんけど!!」

 Bさん「こんな言葉があるわ。

     『結婚するやつは馬鹿だ。しないやつはもっと馬鹿だ。』」

 Aさん「ダージリンさんみたいな事言い出したよこの子。」

 Bさん「と言うわけで今日は二次元界隈の良い夫婦について考えていきたい。」

 Aさん「あぁ・・・そう言う意味で架空の存在・・・。」

 Bさん「例えば、オセロウとデズデモーナ夫婦は良い夫婦であったと言えるかな?」

 Aさん「そう言う方面からチョイスして来るの!!?

     いや・・・まあ最終的にオセロウは妻の不貞を疑って

     殺害してしまうわけだしね・・・。

     あまり良い夫婦であったとは言えないのではないかな・・・。」

 Cさん「じゃあ同じシェイクスピアから、クローディアスとガートルードはどうかしら。」

 Aさん「いやそれはもう完全に悪い夫婦でしょ。

     先王を毒殺して再婚したわけですし・・・。」

 Bさん「けどそれは2人の思惑が一致したからとも言えるよ?

     ふたり手を取り合って同じ夢に向かって同じ歩幅で歩き続けたんだよ?」

 Aさん「精一杯良いカンジに言ったな!!!

     そりゃハムレットも狂気に駆られるわ!!!」

 Bさん「それじゃあ、苦沙弥先生とその細君はどうだろうね。」

 Aさん「ああ・・・『吾輩は猫である』の?

     あの2人は・・・なんか苦沙弥先生と細君の会話を鑑みると

     そこそこ仲良くやってる気がするよね。

     良い夫婦と言って差し支えないんじゃないかな。」

 Cさん「細君は阿部さん大好きちびっ子&天然ドジッ子だしね。

     合法ね。」

 Aさん「ちびっ子はさておき、

     そう言う属性がついているとまでは読み取れなかったですけど

     カトリーヌさん想像力豊かすぎですね。」


 Bさん「でも猫を煮て食うと言う話だよ?」

 Aさん「猫を煮て食うのは書生だろ。」


 人間中で一番獰悪な種族と評されております。

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