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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年02月
32/365

【揺花草子。】<その2197:販促。>

 【揺花草子。】<その2197:販促。>


 Bさん「『LOVEをばらまこう』って言う圧倒的な安売り感ね。」

 Aさん「えっ・・・なに?」

 Bさん「あのね、おうちの近くのショッピングセンターで

     バレンタインキャンペーンを絶賛開催中なんだけど、

     そのキャッチコピーが『LOVEをばらまこう』なわけよ。」

 Aさん「はぁ・・・。」

 Cさん「女子が万感の想いを込めて男子にチョコをあげると言う

     古式ゆかしいバレンタインの習いはもはや死に絶えたのかしらね。」

 Aさん「古式ゆかしいバレンタイン自体存在しませんけどね。

     そんな昔からある習俗じゃないですけどね。」

 Bさん「それでも、このキャッチコピーからは

     この機に愛を安売りしちゃいましょうぜ的なノリを感じちゃうわけ。」

 Aさん「いや・・・まあカトリーヌさんも言った通りだけど、

     最近はバレンタインを愛の告白の機会と考えるよりは

     お世話になった人とか仲いい友達へのちょっとした心遣い程度の位置づけに

     すっかりシフトしてる気はするよ?」

 Bさん「えぇー・・・。」

 Aさん「なんだか不満そうだね・・・。」


 Bさん「少なくともぼくは本気だよ?」

 Aさん「えっ////」


 Cさん「宣言したわね・・・」

 Aさん「い・いや・・・そ・それは・・・////

     そ・そうなの・・・?////」

 Bさん「うん。もちろん。」

 Aさん「あ・あぁ・・・////」


 Bさん「だから今年は

     阿部さんにはチョコあげないから。」

 Aさん「(!!!!!)」


 勘違いされては困る。

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