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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年11月
318/365

【揺花草子。】<その2483:セカンドオピニオン。>

 【揺花草子。】<その2483:セカンドオピニオン。>


 Bさん「今日は11月14日だから

     『良い医師』と言う架空の存在に関して考察を進めていきたいと思う。」

 Aさん「出た架空の存在シリーズ!!

     『良いオッサン』『良い親』に続いて今度は『良い医師』!!?

     と言うか良いお医者様は別に架空の存在じゃないだろ!!

     腕も立ち人格的にも立派なお医者様はたくさんいるだろ!!!」

 Cさん「そうかしら。

     誰しも院内の権力闘争に勝利する事に腐心しライバルを蹴落とし

     若い医師たちを引き連れて総回診するのを夢見てるんじゃないかしら。」

 Aさん「それはフィクションですよ!!? 白いアレですよ!!?」

 Bさん「阿部さんはお医者さんに掛かった事はあるのかな?」

 Aさん「えっ、いや、まあ風邪とかケガとかで病院に行った事ぐらいはあるけど、

     あんまり細かい既往歴的な話はちょっと。」

 Cさん「あらあら。身持ちが固い。」

 Aさん「身持ちが固いと言う言い方はしないんじゃないですかね?」

 Bさん「ぼくら的にはちゃんと阿部さんが狂犬病予防接種を

     受けているか知っておきたいところだけども。」

 Aさん「なんで!!?」

 Cさん「阿部さんは知らないかもだけれども、

     日本ではほとんど根絶されている狂犬病は世界に目を向けると今なお

     わりと普通にある疾患なのよ。

     狂犬病ウィルスを持っている犬に咬まれると人間も重篤な症状を発するの。

     だからそう言う地域に渡航する前にはワクチン接種が有効なのよ。」

 Aさん「はぁ・・・。でもぼく海外に行く予定とかないですし・・・。」

 Bさん「『【揺花草子。】の狂犬』と渾名される阿部さんは

     いついきり立ってぼくやママンに咬みつくかも知れないわけだし。」

 Aさん「そんな渾名では呼ばれてないし

     第一きみらにいきなり咬みついたりなんてしませんよ!!?」

 Bさん「まあともかく今日は良いお医者様の話ですよ。」

 Aさん「あぁ・・・話戻って来た・・・。」

 Cさん「患者のために親身になってくれて、かと言って曖昧な説明で終わらせず

     きちんと根拠を説明してくれるようなお医者様は信頼感があるわね。」

 Aさん「はぁ。」

 Bさん「そう言うお医者様ならきっとはっきり

     阿部さんに言ってくれるんじゃないかと思うんだ。」

 Aさん「えっ・・・ぼ・ぼくに? 何を?」


 Bさん「『阿部さんは二次元を拗らせすぎて末期です。

      残念ですが余命あと1年です。』」

 Aさん「1年は辛いなあ!!!!!」


 せめてごちうさ3期までは。

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