【揺花草子。】<その2482:のし上がる。>
【揺花草子。】<その2482:のし上がる。>
Bさん「今日は11月13日だから良い遺産の話をしますよ。」
Aさん「良い遺産・・・。」
Cさん「つまりポルポの隠し財産よ。」
Aさん「あぁ・・・そう言う話・・・。」
Bさん「なんとその額100億リラ!!
100億はオレたちのものだッ!!」
Aさん「え、きみブチャラティなの?
パッショーネの幹部の座を手に入れたいの?」
Cさん「ところで阿部さん100億リラって言うのはどれぐらいだと思う?」
Aさん「えー・・・見当つかないですね・・・。」
Cさん「ジョジョ第5部が本誌で連載されていた頃は90年代半ばだけれども、
当時はまだユーロが発行されていない時期だったわ。
その頃のレートはざっくり100リラで6〜7円くらいだったみたい。
間をとって100リラで6.5円とすれば、
100億リラは6億5000万円ぐらいって事になるわね。」
Aさん「んん・・・おぉ・・・6億・・・。」
Bさん「なんか、そう聞くと意外とそうでもない額って気がしない?
一般的なサラリーマンの生涯年収が2億円とか3億円とか言われているけれども、
その2,3人ぶんって事だよ。
宝くじ1本釣りすれば一発でパッショーネの幹部だよ。」
Aさん「イヤそう聞くと十分そんだけの額って言う気がするけども、
でもまあ、幹部として絶大な権限を手にして、方々からうまい汁を
さんざん吸いまくれるポジションが6億円で買えるって言うのは
なかなかに破格な気はするよね。」
Bさん「でしょ? 100億って言う数字に引っ張られてとんでもない金額って思えるけど、
円に換算すればそうでもないって言うね・・・。」
Aさん「うーん。」
Bさん「まあ年収1ドルのスティーブ・ジョブズだったら
600万年くらい働かなきゃいけない計算だけど。」
Aさん「ジョブズはパッショーネの幹部になる必要ないだろ。」
なんならポケットからポンと出せるレベルかと。




