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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年10月
301/365

【揺花草子。】<その2466:にがり。>

 【揺花草子。】<その2466:にがり。>


 Bさん「今日は10月28日だからお豆腐屋さんのお話をするよ。」

 Aさん「豆腐屋・・・。」

 Cさん「一般にお豆腐屋さんの朝はすっごく早いと言うわね。」

 Aさん「ああ、言いますね。」

 Bさん「阿部さんが深夜アニメを見終わってホカホカしながらお布団に入る頃に

     豆腐屋さんはやおら起き上がってお仕事を始めるわけだ。」

 Aさん「なんかイヤだなその言い方。」

 Cさん「昔ながらの豆腐は防腐剤的なアレが入ってないから

     出来たらすぐ食べなきゃいけないぐらいだったわけ。

     朝ごはんに間に合わせるために朝早くからお豆腐作りをすると言う話ね。」

 Aさん「まあ、スーパーとかで売ってるものとは全然違うと言いますねえ。」

 Bさん「ところで、豆腐にはいろいろ種類がありますね。」

 Aさん「いろいろ。」

 Bさん「絹ごし豆腐や木綿豆腐、おぼろ豆腐など作り方に由来する分類もあるし、

     卵豆腐や胡麻豆腐みたいな添加物によって特徴を出すものもある。

     豆腐ができた後の加工によって凍み豆腐になったりもする。」

 Aさん「はぁ・・・。」

 Bさん「消費者のニーズに合わせ、千差万別の変化を遂げて来た豆腐。

     そこにはお豆腐屋さんの試行錯誤や職人としての矜持が垣間見られる。

     この先もきっといろんな豆腐が生まれていくことでしょう。」

 Aさん「そう・・・だろうね。」


 Bさん「角に頭をぶつける専用豆腐とかね。」

 Aさん「それ消費者のニーズあるかな?」


 岩のように固い。

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