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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年10月
295/365

【揺花草子。】<その2460:掲載誌の表紙を飾ったこともあります。>

 【揺花草子。】<その2460:掲載誌の表紙を飾ったこともあります。>


 Bさん「そんなわけで話題のスマホに機種変した我らバーキン家の一同。」

 Aさん「一同って言っても2人じゃないか。

     それにまた『話題のスマホ』呼ばわり。」

 Cさん「昨日は期待してた水エロちゃんのつま先までは見れなくて

     残念だったって話をしたわよね。」

 Aさん「水着エロはちゃんを略して水エロちゃんとか酷過ぎじゃないです!!?

     そもそもエロはちゃんじゃなくていろはちゃんだしね!!?」

 Bさん「でさ、昨日もお話しした通り、ぼくらはそれぞれ

     iPhone 7 / 7 Plus からの乗り換えだったのね。

     去年の 8 / 8 Plus / X は飛ばしていたのです。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「つまりこれまでは iPhone さんのロックを解除するために

     ホームボタンに指を載せていたわけだけれども、

     今は iPhone さんを正面から見つめる感じでロックを解除する手順になったわけ。」

 Aさん「あぁ・・・『Face ID』だっけ。」

 Cさん「そうね。一部界隈で今なお悪名高い正面上部の『ノッチ』に内蔵された

     赤外線カメラで30,000に及ぶポイントで顔の凹凸を読み取って、

     本人かどうか認証する仕組みよ。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Bさん「しかも1回認識したら終わりって言うんじゃなくて、

     機械学習によって日々精度が向上していく仕組みなんだって。

     だから髭を生やそうがメガネをかけようがきちんと認識してくれるらしいよ。」

 Aさん「なるほど。」

 Cさん「いわゆる顔パスってやつね。」

 Aさん「ニュアンスはだいぶ違う気がしますけど言い得て妙ですねえ。」

 Bさん「と言う事は、逆に言えば Face ID に自分の顔を認識させた直後は

     もしかしたら精度が甘くてちょっと似た顔の人なら

     認証をクリアできるんじゃないかと言う疑念が湧いたよ。」

 Aさん「いや・・・え・・・?

     似た顔・・・? 例えば?」

 Cさん「物は試しって事で私とブリジットで試してみたんだけど

     その程度では Siri さんは騙せなかったわ。」

 Aさん「いや・・・言ってもお二人だいぶ顔つき違いますしね・・・。

     カトリーヌさんもそりゃお若いですけどやっぱり大人の女性のお顔ですし・・・」

 Bさん「なんだぼくが年齢の割に童顔だと言いたいのか。」

 Aさん「いやそうは・・・まあ実際そうだけどカトリーヌさんとブリジットでは

     同じ年頃には見えないって事だよ!」

 Bさん「まあそれはそうだよね・・・

     一人前のレディはまだちょっと遠い気がするよ・・・。

     まあでも、ぼくらよりももっと似てる2人なら、

     あるいは Siri さんを騙せるんじゃないかと。」

 Aさん「似ている2人・・・? 例えば?」


 Bさん「綾ちゃんとリゼちゃんとか。」

 Aさん「いや髪形とかは良く似てるけど

     顔つきはそんなに似てなくない!!???」


 しかし声は同一人物かと言うほどに似ている。

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