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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年10月
291/365

【揺花草子。】<その2456:区別がつかない。>

 【揺花草子。】<その2456:区別がつかない。>


 Bさん「ヅダあるじゃん。」

 Aさん「ヅダ・・・。」

 Cさん「あら阿部さん知らないかしら?」

 Aさん「いや、知ってます・・・けど・・・

     あのヅダ・・・ですか?」

 Bさん「あのヅダだよ。」

 Aさん「ザクとコンペで争った。」

 Cさん「争ったわね。」

 Aさん「加速性能に耐え切れず空中分解してしまった・・・」

 Bさん「空中分解しちゃったね。」

 Aさん「やっぱりあのヅダなんだ・・・。

     マニアックにもほどがないですかね?」

 Bさん「まあ、そうかも知れない。

     映像作品としては『MS IGLOO』にしか登場してないしね。」

 Aさん「だよね? ガンダムガチ勢でも知ってる人あまり多くない部類だよね?」

 Bさん「もう少し細かい事を言うと、

     宇宙世紀70年代、来たるべき連邦軍との戦いに備えて

     ジオン公国が極秘裏に開発していた秘密兵器・モビルスーツ。

     その制式採用第1号を賭けてジオニック社が開発したザクと争ったのが

     ツィマッド社が開発したヅダなわけだ。」

 Aさん「うん。」

 Cさん「ザクが比較的丸いと言うか安定して満遍なく強い性能を見せたのに対し、

     ヅダはザクを圧倒する運動性能を見せる。

     しかし飛行性能試験中に急旋回しようとして件の空中分解事故が発生。

     剛性不足を衝かれ、結局コンペには負けたのよね。」

 Aさん「そうでしたね。」

 Bさん「そして栄えある『全てのモビルスーツの祖』の座はザクが射止めたわけだね。」

 Aさん「うん。」

 Bさん「で、この、圧倒的な性能を持ちながらも敗れ去ったヅダですが。」

 Aさん「はぁ。」

 Bさん「アルファベットで綴ると『ZUDAH』なのね。」

 Aさん「そうだね。」

 Bさん「なのにカナ表記は『ヅダ』なんですよ。『ズダ』じゃなくて。」

 Aさん「そう言われれば・・・そうだね。」


 Bさん「これは『あいづ(会津)』を

     『AIZU』と綴るのと同じかな。」

 Aさん「そう言う事なの?」


 確かに謎ではある。

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