【揺花草子。】<その2441:死臭が漂う。>
【揺花草子。】<その2441:死臭が漂う。>
Bさん「昨日は実は向かって右側のツルが2本になってるメガネをかけてる人を
讃える日ではなかったんだよ。」
Aさん「いや・・・それは解ってますけど・・・。
昨日も言ったけどそんな奇矯なメガネ見たことないしね・・・。」
Bさん「昨日は『トニー、力が出ないよ〜』と
泣き言を吐く日だったね。」
Aさん「きみの歳でそのネタ知ってるのちょっとおかしくないですか・・・?」
Bさん「そして今日10月3日は『倒産の日』です。」
Aさん「『倒産の日』!!!
『父さん』じゃなくて!!?」
Bさん「ほらぼく父親の事あんまりリアルに捉えられない系美少女だから。
『父さん』って言われてもちょっと。」
Aさん「捉えられない系美少女・・・。」
Cさん「それに父の日なら6月にもあるでしょ。
既にあるのにこの上記念日を要求するなんて思い上がりよ。
この男女平等同権の時代に一家の大黒柱気取りかって感じよ。」
Aさん「辛辣じゃないですかカトリーヌさん・・・?」
Bさん「だから今日は『倒産の日』。」
Aさん「いや・・・ちょっと穏やかじゃない日ですね・・・。」
Cさん「そうかしら。
できる社長さんはこの日に合わせて破産申請や民事再生手続きを
行うことが多いと聞くわよ。」
Aさん「そんな話聞いた事ないですけど。
できる社長さんだったらそもそも倒産回避するでしょ。」
Bさん「そこはある程度しょうがないよ。
阿部さんみたいなダメ社員を抱えてたら
どんな大企業のどんな優秀な社長さんだって
会社潰しちゃうよ。」
Aさん「大企業を1人で潰すとかぼくのポテンシャルすごくないですか。」
Cさん「大した自惚れね気持ち悪いわ。」
Aさん「酷くないです!!?」
Bさん「まあともかく今日は倒産の日。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「阿部さんには倒産を前提に
起業して欲しいと思う。」
Aさん「結婚を前提にお付き合いして欲しいみたいに
言わないでくれる?」
元手が・・・。




