【揺花草子。】<その2191:鳴かせてみせよう。>
【揺花草子。】<その2191:鳴かせてみせよう。>
Bさん「あのさ、阿部さんもスマホで写真撮ったりするでしょ?」
Aさん「え、まあ、それなりに。」
Cさん「『映え』を意識しちゃったりするのね。」
Aさん「いやそうでもないですけども!!?」
Bさん「そう言うぼくもそんなに映えがどうこうとかは意識しないんだけど、
それでも素敵な写真が撮れるとやっぱり嬉しいよね。」
Aさん「そりゃ、まあ、もちろん。」
Cさん「でも安易に SNS にアップすると
阿部さんみたいなストーカーにちょっとした背景から場所を特定されたりして
たいそう危険な目に合うから注意よ。」
Aさん「ぼくみたいなストーカーってどう言うことですか。
ぼくが1回でもそんなことしたことありますか。」
Bさん「まあでも写真は日常の出来事の記録であると言う側面のほか、
非日常の想い出の記録と言う側面も当然あるね。」
Aさん「非日常って・・・旅とかそう言うことかな?」
Cさん「端的に言えばそうね。」
Bさん「で、最初にも言ったけど、最近は・・・いやまあ最近と言うほど最近じゃないけども、
スマホでも手軽に写真を撮れるようになって久しい。」
Aさん「そうだね。」
Bさん「そして一般的にスマホには GPS センサーがついていて、
スマホで撮った写真にはジオタグと言う仕組みで写真を撮った位置情報が
記録されます。」
Aさん「うん、そうだね。」
Cさん「こう言う位置情報をもとに地図画面と連動させるようなシステムのことを
GIS システムと言ったりするわよね。」
Aさん「ええ、そうですね。」
Bさん「で、ぼくはこのスマホとかで撮った位置情報を収めた写真を
地図上にマッピングするサービスを考えたの。」
Aさん「考えたんだ?
そう言うのもうけっこうあると思うけど?」
Bさん「まあまあ。そこらへんは言いっこなしだよ。
そんなわけで、ぼくが考えた『写真×GIS』の仕組み。
サービス名は『PhotoToGIS』にしたい。」
Aさん「それはそれでそのまんまな名前だね。」
Bさん「日本語名は『ホトトギス』。」
Aさん「語感重視!!???」
ありそうですけどね。




