表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年01月
22/365

【揺花草子。】<その2187:心が揺さぶられる。>

 【揺花草子。】<その2187:心が揺さぶられる。>


 Bさん「阿部さんってエモいよね。」

 Aさん「えっ!!?」


 Bさん「え・・・なにその驚きっぷり?」

 Aさん「いっいや・・・そんなこと初めて言われたって言うか、

     そもそもきみがそんなエモいなんて今時の若者のような言葉を使ったことに

     驚きを隠せないって言うか・・・」

 Cさん「(今時の若者のような言葉かどうかはさておいてだけども)」

 Bさん「なにさ〜!

     ぼくだって恋にオシャレに興味津々な今ドキ10代女子ですよ!?

     流行に敏感だよ〜!?」

 Aさん「いやもうすごい白々しい・・・」

 Bさん「流行のアニメとかに敏感だよ〜!?」

 Aさん「それは確かにそうだね!!?」

 Bさん「ま、とにかく阿部さんは実にエモいとぼくは評価するわけです。」

 Aさん「そ・・・そうかな・・・。

     って言うかあんまり人に対してエモいって言い方はしないんじゃないのかな・・・?」

 Cさん「それだけ阿部さんと言う存在がブリジットにとって

     大きな位置を占めていると言うわけよ。」

 Aさん「えっそうなんです?」

 Bさん「うん。フロッピーディスクの次ぐらいにはね。」

 Aさん「それもうほとんど存在感ないやつじゃないです!!?」

 Bさん「まあともかく阿部さんはエモい。」

 Aさん「は・はぁ・・・。」

 Bさん「極めてエモい。」

 Aさん「極めて。」


 Bさん「略してキモい。」

 Aさん「略し方に悪意しかない!!!!!」


 日本語は揺れ動く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ