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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年07月
204/365

【揺花草子。】<その2369:アピールタイム。>

 【揺花草子。】<その2369:アピールタイム。>


 Bさん「W杯終わっちゃいましたね。」

 Aさん「終わっちゃいましたね。」

 Cさん「次はロシアね。」

 Aさん「違いますよ!!?

     なんでその4年前に収録した空気を出していこうとするんですか!!?」

 Bさん「ほらぼくらが夜空を見上げて見える星の輝きは

     何万年も前の光なわけじゃない。

     だとしたらぼくらの収録も何年も前の言葉だとしても

     何ら不思議はないと思うんだ。」

 Aさん「いやきわめて不思議だよ。

     『すごく不思議』略して SF だよ。」

 Cさん「阿部さんはさしずめ『小学生とファミコンで遊ぶ』略して SF ね。」

 Aさん「何ですかそのさしずめ。」

 Bさん「とにかくW杯が終わったわけで。

     今回はフランスが優勝したね。」

 Aさん「フランスが優勝したね。」

 Cさん「自国開催だった1998年以来となるわね。」

 Aさん「やっぱりフランス人のお2人にとっては悲願成就みたいな感じなんですかね?」

 Bさん「うーん・・・。」

 Cさん「うーん・・・。」

 Aさん「あ、あれそうでもない感じです?」

 Bさん「いやもちろん祖国の優勝は嬉しいけど、

     少なくともぼく的には

     『ああそう言えばぼくはフランス人だから

      この件は喜んでいいポジションだったっけ』

     ぐらいの感覚ではある。」

 Aさん「そんな半ば他人事みたいな!!」

 Cさん「私としても優勝は嬉しいけど

     特段『祖国が優勝したわよ!どうだ!!』みたいな感覚はないわね。」

 Aさん「ああ・・・そうなんですか。」


 Bさん「あんまり言ってると

     代表監督のオファーに影響しそうだし。」

 Aさん「代表監督のオファーもらう気でいるの?」


 代表史上最年少。

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