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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年07月
203/365

【揺花草子。】<その2368:ノイエ・テーゼ。>

 【揺花草子。】<その2368:ノイエ・テーゼ。>


 Bさん「世界の可動橋を紹介する人気のコーナー『そこで橋は考えた』ですが。」

 Aさん「あぁ・・・ピタゴラスイッチ?」

 Cさん「そうそう。

     これまで『旋回橋』『跳開橋』『昇開橋』『運搬橋』『降開橋』

     などが紹介されているわ。」

 Bさん「日本国内にも可動橋はいくつもあるし、海外でも結構たくさんあったりする。

     ご存知ゴッホが描いた『アルルの跳ね橋』なんかも可動橋の一種だね。」

 Aさん「ふむふむ。」

 Cさん「同じデザインの橋がペンギン村にもあるわよ。」

 Aさん「確かにありますけども!!!」

 Bさん「でも普通の橋を作るよりも当然にコストがかかる。

     可動部があると言う事は経年や動作に伴う劣化も

     普通の橋と比べればだいぶ早いわけで、

     自治体など橋の管理者にとってみれば

     維持のコストも無視できないレベルに違いない。」

 Aさん「まあ・・・そうだろうね。」

 Bさん「ぼくはこれはあんまり良くないなと思ってて。」

 Aさん「良くない・・・とは?」

 Aさん「橋の方を動かそうとするから大掛かりになるんだよ。」

 Aさん「えっ・・・どう言う事?」

 Cさん「だから、橋の下を通る船側、あるいは川そのものを

     何とかすれば良いんじゃないかと言うわけ。」

 Aさん「あー・・・例えば船が通る時だけ水位を下げるとか?

     川同士の合流地点で水位調整の堰を持つところとかありますよね。」

 Bさん「そう言うんじゃない。

     それじゃ大掛かりだと言う問題は解決できてないよ。」

 Cさん「橋を通り抜けるまで時間も掛かっちゃうしね。」

 Aさん「うーん・・・じゃあ例えばどんな解決策があるんです?」


 Bさん「橋の手前と向こうにワームホールを設置するとか。」

 Aさん「宇宙規模で大掛かり!!!!!」


 現代の科学力が追い付かない。

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