【揺花草子。】<その2367:カラライゼーション。>
【揺花草子。】<その2367:カラライゼーション。>
Bさん「昨日の話題にも出た透明飲料だけど。」
Aさん「ああ、うん。」
Bさん「透明って、英語では『transparent』って言うじゃん。」
Aさん「言うね。」
Bさん「この『trans』って言う接頭辞は、
『〜を越えて』『〜を横切って』『〜を貫いて』『〜通過して』『〜の向こう側の』
などの意味を持つ言葉だよね。」
Aさん「そうだね。」
Cさん「『次元の向こう側』って言う意味で『transdimension』とか言うわよね。」
Aさん「そんな言葉聞いた事ありませんけど。」
Bさん「『Trans-Europa Express』は名盤だよね。」
Aさん「クラフトワーク!!? きみそんなのも聴いてるの!!?」
Cさん「阿部さんここは『クラフトヴェルク』と言って欲しいところだったわ。」
Aさん「こだわり強すぎる・・・。」
Bさん「『transparent』は、分解すると『trans』『parent』に分かれるよね。」
Aさん「そうだね。」
Bさん「そして一般に、透明であると言うのは、その要素の向こう側の要素の色が
透けて見えると言う事だ。」
Aさん「要素・・・?」
Cさん「CSS 的な考え方をすると良く解るわよ。
<div class="outer">
<div class="inner">ほげほげ</div>
</div>
と言う構造があったとして、
.outer { background-color: red; }
.inner { background-color: transparent; }
と言う CSS があったら、.inner 要素は赤く見えるわよね。」
Aさん「まあ・・・そうですね・・・。」
Bさん「つまり、.inner の親要素である .outer 要素の色が透けていると言うわけだ。
文字通りの parent と言うわけだ。」
Aさん「なるほど・・・」
Bさん「transparent と言うのは、そう言う意味と言うか語源なんだよ。」
Aさん「ほほう・・・。」
Bさん「嘘だけどね。」
Aさん「嘘かよ!!!!!」
transparency と言う名詞の説明がつかない。




