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【揺花草子。】＜その2345：団結。＞

　Ｂさん「年俸〇〇千万円＋出来高払いと言う契約があるじゃないですか。」

　Ａさん「あぁ・・・プロスポーツ選手とかの話？」

　Ｃさん「他にもお友達を3人紹介すれば10万円とかもあるわよね。」

　Ａさん「なんですそのマルチまがいのやつ・・・。」

　Ｂさん「漫画家の皆さんとかもたぶんそうなんだよね。

　　　　　原稿料は1ページあたりいくらみたいな。」

　Ａさん「ああ、そんな話聞くね。

　　　　　もちろん出版社によっても違うんだろうけれども。」

　Ｃさん「脚本家の皆さんなんかも1本あたりいくらって感じみたいよ。

　　　　　1クールシリーズ構成＆全話脚本でウン100万円って話を聞いたことがあるわ。」

　Ａさん「んん。」

　Ｂさん「そんな風に、『やればやっただけお金になります』って言うのは、

　　　　　報酬の決め方としてはわりかし分かりやすい。

　　　　　逆に『どんだけ頑張ろうが何しようがお金はこんだけ』って言うのも

　　　　　それはそれで分かりやすい。」

　Ａさん「まあそれってモチベーションとかにも影響して来るけどな。」

　Ｃさん「さすが二言目には『それはぼくにとって金になる話？』って

　　　　　言っちゃう人は違うわね。」

　Ａさん「そんな口癖ないですけども！！？

　　　　　そんなの1回も言った事ないですけども！！？」

　Ｂさん「1件契約を取ればいくら、って言うのはまあ

　　　　　モチベーションに据えやすくはあると言うのは阿部さんの意見も尤もだと思う。

　　　　　世の中カネですもんね。」

　Ａさん「いやきみの歳でそう言う事言わないで欲しいなあ。

　　　　　きみにはまだ世界に対して夢とか希望とかで何でもできると

　　　　　信じていて欲しいなあ。」

　Ｂさん「もちろんだよ。

　　　　　ぼくなんてすごい夢見がち少女だよ。

　　　　　いつか本職は石油王である王子様が

　　　　　白馬に乗って迎えに来てくれると信じてる系だよ。」

　Ａさん「夢見がちにも程がある！！！

　　　　　石油王なのに白馬に乗って来るのかよ！！！」

　Ｃさん「阿部さんも何かにつけ夢見がちと言う点では大差ないんじゃない？」

　Ａさん「何を言ってくれてるんですか。」

　Ｂさん「まあつまり、ぼくらにもそう言う出来高に応じたボーナスが

　　　　　あってもいいと思うって話。」

　Ａさん「うわっ！！　急にやらしい話になって来た！！

　　　　　って言うか出来高って何さ・・・。」

　Ｃさん「そこは、毎話数毎話数トークの盛り上がりに対する貢献度とか

　　　　　うまいこと話を広げられたとかそう言う感じじゃない。」

　Ａさん「あぁ・・・そう言う撮れ高的な話で・・・。」

　Ｂさん「（まあ無給だけどね・・・）」

　Ａさん「（まあ無給だけどな・・・）」

　Ｃさん「（まあ無給なのよね・・・）」

　「まあ無給だけどな」みたいな顔やめてくれませんか。