【揺花草子。】<その2183:最後の戦い。>
【揺花草子。】<その2183:最後の戦い。>
Bさん「あのね、Apple Watch の話なんだけど。」
Aさん「あぁ、うん。ちょっと久しぶりかな。」
Cさん「阿部さんが一向に買ってくれないやつね。」
Aさん「だから一度でもぼくが買ってあげますとか言ったことありますか?」
Bさん「からのーーー?」
Aさん「いや買わないっての!!!」
Cさん「阿部さんはホント甲斐性がないわね。
海軍大将って感じね。」
Aさん「海軍大将略して海将だったら
相応に甲斐性は備えてそうな気がしますけどね!!?」
Bさん「ともかく Apple Watch。
出たての頃は iPhone との連携とか通知を手元で簡単に確認みたいな
お便利ツール的な位置づけにフォーカスされてたけれども、
最近はどちらかと言うとヘルスケアの文脈で語られることが多いです。」
Aさん「あぁー・・・確かにそうかもね。
エクササイズとかワークアウトのお供に的な感じだよね。」
Bさん「そうなの。
そう言う観点から言うと、インドア派かつ生活強度の低い我々にはあまり
マッチしなくなって来てる気がするんだよね。」
Aさん「いや・・・そこは Apple Watch の導入により生活改善を試みるとか
そう言う方面の捉え方があるんじゃないのかな・・・。」
Cさん「そう言うなら買ってくれればいいのにねぇ。」
Aさん「だからなんでぼく頼みなんです!?」
Bさん「ヘルスケアの分野では、言ってもぼくらのようなインドア派は批判されがちですよ。
具体的に言うと座りっぱなしは喫煙と同じぐらい健康に害があるなんて
言われて来ているよ。」
Aさん「あぁー・・・そうだねぇ。
かなりセンセーショナルな表現だけど。」
Cさん「そんなわけで、Apple Watch は、1時間にいっぺん
椅子から立ち上がって軽くストレッチ的に体を動かすことを要求するのよね。」
Aさん「そう言う機能があるんですってね。」
Bさん「でも、ですよ。
例えば映画を観に行ったりするじゃん。
映画って2時間ぐらい座りっぱなしなわけじゃん。」
Aさん「あぁ・・・それは、確かに・・・。」
Bさん「でも1時間経ってストーリーがググっと盛り上がって来たタイミングで
Apple Watch さんはやおら『さあ立ち上がって運動しなさい』と
要求して来るわけだよ。
これは映画の世界への没入感を大いに削ぐ行為ですよね。」
Aさん「いや・・・そこは Apple Watch の電源を
切っておけばいいんじゃないかと・・・。」
Cさん「逆に言えば、始まったら2時間座りっぱなしを要求する映画と言うレジャーは
健康に害をもたらしかねない娯楽と言えそうだわ。」
Aさん「それはずいぶんと極論ですね・・・。」
Bさん「そう言う意味で
上映時間が1時間で収まる
『ガルパン最終章』は
『健康にもいいぞ』と言えそうです。」
Aさん「なにその斜め上な『ガルパンはいいぞ』!!???」
各種予告とか入れてもちょうど1時間くらい。