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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年06月
152/365

【揺花草子。】<その2317:黄色いリボン。>

 【揺花草子。】<その2317:黄色いリボン。>


 Bさん「昨日話した北条得宗家ね。」

 Aさん「ああ、うん。」

 Cさん「小田原を支配した戦国大名北条氏とはあんまり関係ないらしいわよ。」

 Aさん「えっそうなんですね。

     戦国大名の北条氏が何かにつけ偉そうなのは

     『俺らは鎌倉幕府を運営してたんだぞお前らとは格が違うんだぞ』って言う

     プライドがあるからだと思ってましたよ。」

 Bさん「阿部さんそんなこと言ってると神奈川県民の不興を買うよ。

     一山百文風情が調子こくなとか言われちゃうよ。」

 Aさん「それはそれで腹立つんだけど!!」

 Bさん「ま、ともかく今日は執権政治を体現した北条得宗家ですよ。

     八代執権時宗と言うドキがムネムネする名前の人は

     大河ドラマの題材にも採り上げられたよね。」

 Aさん「ドキがムネムネとか。」

 Cさん「空中からのチョップとかが得意な執権だったわよね。」

 Aさん「それは違いますよ!!?」

 Bさん「あと何かと約束がかぶり気味でもありました。」

 Aさん「それも違う!!!」

 Cさん「あとは兄貴がカッコいい。」

 Aさん「カッコ良かったですけども!!!

     モンゴルの風に吹かれるシーンとか超絵になってましたけども!!」

 Bさん「その時宗の治世のさなかに、文永の役、弘安の役が発生しています。

     いわゆる元寇だね。」

 Aさん「うんうん。」

 Cさん「小さな島国の小さな領地を巡って争いを繰り返し

     対外戦闘に慣れていない幕府の兵力と較べれば

     外征を繰り返してアジア全土に覇を唱えるに至ったモンゴル帝国に由来する

     強大な国家である元とではその兵力差は明らか。

     フビライもまさか極東の島国風情に負けるはずはあるまいと思っていたでしょうね。」

 Aさん「なんですナントカ風情流行ってるんですか?」

 Bさん「けれども、まあ細かい経緯は度外視するとして、

     2度に渡る蒙古襲来に対し、どちらも突然の暴風雨の到来により

     幕府は元を退ける事が出来たんだよね。」

 Aさん「うん、そうだね。」

 Cさん「これを以て『神風』と呼び慣わされるわよね。」

 Aさん「そうですね。」

 Bさん「つまり日本は神風によって救われたわけだ。」

 Aさん「うん。」


 Bさん「あんなに

     おもらししちゃいそうな感じなのにね。」

 Aさん「その神風ちゃんじゃないし

     その神風ちゃんだって

     別におもらしはしないですよ!!???」


 二次創作の弊害が・・・。

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