【揺花草子。】<その2297:航海士。>
【揺花草子。】<その2297:航海士。>
Bさん「今日はオーパーツの話題。」
Aさん「あぁ・・・。オカルト方面・・・。」
Cさん「阿部さん何か知ってるかしら?」
Aさん「えっと・・・昨日話にも出たコスタリカの石球とか、
水晶髑髏とか、スペースシャトルのような出土品とかがあるんでしたっけ?」
Bさん「あと鈴井さんの劇団とかね。」
Aさん「それはそう言う名前だってだけだろ!!」
Bさん「とにかく、当時の加工技術や科学力ではどうやっても製作できるはずもないものを
俗にオーパーツと呼んだりします。
有名なオーパーツのひとつに、『ピリー・レイスの地図』と言うものがあるよ。」
Aさん「ピリー・レイス。」
Cさん「ピーリー・レイースとも言うけどね。
オスマン帝国期の軍人さんよ。
『大航海時代』シリーズにも登場してるけれども。」
Aさん「あぁ・・・そう言われれば聞き覚えがあるかも。」
Bさん「16世紀に生きた彼が遺した航海地図には、
当時まだ発見されておらず、誰も知るはずがなかった南極大陸の海岸線が
描かれていると言われている。」
Aさん「南極大陸・・・。ホントに?」
Cさん「もちろんこじつけよ。
実際には南米大陸の海岸線を紙面の都合でぐにゃっと曲げて
描いただけと解釈されているわ。
だいたいその海岸線自体が南極大陸に別に似てないしね。」
Bさん「まあこう言う方面では良くあることだけれども、
それをオカルト的な解釈で論破する向きもあったりするわけだけれども。」
Aさん「まあ・・・そうだろうねえ。」
Bさん「そんなわけで、中世の人々の知識では知り得なかった
南極を描いたと伝わるピリー・レイス。
もちろんそんなオカルト的な文脈だけじゃなく、
軍人としての責務の傍らで地図作製や歴史の研究など
学術分野でも非常に優れた成果を残しています。」
Aさん「ふむふむ。」
Bさん「ハイレディン・レイスも鼻高々だね。」
Aさん「それは『大航海時代』シリーズの話だね?」
劇伴が素晴らしかったです。




