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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年05月
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【揺花草子。】<その2296:母心。>

 【揺花草子。】<その2296:母心。>


 Bさん「今日もアイアン・メイデンの話ですよ。」

 Aさん「あぁ・・・そうなの?」

 Cさん「拷問好きだからね。」

 Aさん「ウソでしょ!!? ちょっとそんな穏やかじゃない発言はやめておいた方が!!?」

 Bさん「もちろんぼくらが誰かを拷問するのが好きだと言うわけではなくて、

     阿部さんが拷問に遭う様を想像するのが好きだと言うだけなんだけど。」

 Aさん「ろくでもなさ過ぎるだろ!!!」

 Bさん「昨日はアイアン・メイデンと言う拷問器具は

     実は中世には存在しなかったらしいと言う話をしたね。」

 Aさん「うん、したねぇ。

     19世紀ぐらいになって伝説を象って作られたと言う・・・」

 Bさん「そう言うことです。

     曰くの判らないものはいろいろ存在するものだよね。」

 Cさん「コスタリカの石球とかね。」

 Aさん「それはそれでまたジャンルが違くないですか?

     オーパーツ的なあれじゃないですか?」

 Bさん「でも、だからこそ、

     処刑道具あるいは拷問器具と考えられていたアイアン・メイデンに

     違う意図ないしは目的があったのではないかと考えることができると思うのだ。」

 Aさん「えっ・・・な・なに? 違う目的?」

 Bさん「アイアン・メイデンの内側には身体を深く穿つ金属の刃・針が

     無数に埋め込まれているわけだけれども、

     例えばこれが先っちょがいい感じに丸みを帯びた棒だったとしたらどうだろう?」

 Aさん「丸みを帯びた棒・・・?」

 Cさん「そしてその棒が、肩や首の付け根、背中、ふくらはぎなど、

     いろんな部位をいい感じに押すわけよ。」

 Aさん「そ・それはつまり・・・」


 Bさん「つまりアイアン・メイデンは

     マッサージ器具だったのではないかと言う説を

     唱えたいわけ。」

 Aさん「意匠としては確かに

     そっちのほうが適切かも知れないけれども!!!!!」


 指圧の心は。

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