【揺花草子。】<その2267:なんとかオリジナリティを出したい。>
【揺花草子。】<その2267:なんとかオリジナリティを出したい。>
Bさん「自由研究ね。」
Aさん「お・おぉ・・・昨日の話題からそれを拾って来るんだ?」
Cさん「阿部さんは小学生の自由研究手伝ってあげますビジネスとか
実利に叶って好きそうよね。」
Aさん「なんですその言い方!!?」
Bさん「昨日は鉱石ラジオなんてのが自由研究の題材として
採り上げられたりするよなんて話をしたけど、
今日は夏休みのお子さんのお助けとなるべく
素晴らしい自由研究の題材を提供したいと思うよ。」
Aさん「いや夏休みって。
まだ新学期始まったばかりだけれども。」
Cさん「そう言う計画性のない人が8月31日に泣くのよ。」
Aさん「ぼくらの街の夏休みの終わりは一般には8月31日じゃないですけどね。」
Bさん「ともかく今日これからお話しする題材は、なにぶん時間が掛かる。
これから取り組み始めたとしても
もしかしたら夏休みの終わりに間に合わないかも知れないぐらいだよ。」
Aさん「そんな大きなプロジェクトなの? 自由研究のワクを超えてない?」
Cさん「自由研究なんだからどんな時間の使い方をしても自由でしょ。」
Aさん「そこに自由は許されているのかなぁ・・・。」
Bさん「とにかく、ぼくが題材として採り上げるのは、ズバリラノベです。」
Aさん「ラ・ラノベ・・・。」
Bさん「阿部さんも良く知ってる通り昨今ラノベ界隈はコンテンツの主たる供給元として
非常にもてはやされているわ。」
Aさん「ま・まぁ、そうですね。
毎クールラノベ原作のアニメが何本も OA されてますしね。
でも、それを研究の材料にするの?」
Bさん「そう。そしてなんなら読書感想文と兼用できると言うメリットも。」
Aさん「ラノベで読書感想文はダメじゃないかなぁ・・・。」
Cさん「そうかしら。
今では読書感想文の題材としてとってもポピュラーな
漱石の『坊っちゃん』だって
発表当時は文学作品と言うよりはただの娯楽作品と言う認知だったわよ。」
Aさん「それは・・・そうかも知れませんが・・・。」
Bさん「ともかく、ラノベを題材にする自由研究。
実際に阿部さんにもやってもらいたいと思って。」
Aさん「ぼ・ぼくが?」
Bさん「阿部さんには、これから夏までに
売れ筋上位ラノベ100タイトルを読破してもらいます。」
Aさん「100タイトル!!!!!」
Bさん「そしてそれぞれの作品に登場するヒロインの
萌えポイントを集計して
一番読者ウケがいい
ラノベヒロインのテンプレ像を
詳らかにしてもらいたい。」
Aさん「そう言うのは
きっとそっとしておいた方が良いやつだよ!!???
いろんな人から怒られるやつだよ!!???」
それぞれに違う魅力がある。




