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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年01月
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【揺花草子。】<その2166:あけおめの略。>

 【揺花草子。】<その2166:あけおめの略。>


 Bさん「めっ☆」

 Aさん「めっ☆」

 Cさん「めっ☆」


 Bさん「そんなわけで年が明けて戌年ですよこの駄犬。」

 Aさん「ちょっ!!! のっけからなにその罵倒!!???」

 Cさん「苺花ちゃん意識よ。」

 Aさん「いやそこは別に意識してもらわなくてもいいんですけど!!?

     それに駄犬って表現を使うのはむしろ葉子様ですけど!!?」

 Bさん「『ブレンド・S』は意外と評判良かったようで何よりだよ。」

 Aさん「まぁ・・・ひでりちゃん初登場の話数は

     一部界隈でものすごい盛り上がったしね・・・」

 Bさん「ま、そんなことはどうでもよろしい。

     年が改まって2018年ですよ。

     今年はうるう年じゃないよ。」

 Aさん「いや知ってるけど!!?」

 Cさん「うるう年ってなんか『うるうーん』って感じよね。」

 Aさん「『うまるーん』みたいに言ってるんじゃないですよ。」

 Bさん「そんなわけで今年はうるう年ではない。

     つまり『うるわない年』ってわけです。」

 Aさん「『うるう』って別に動詞じゃないから。

     『うるわない』『うるいます』『うるう』『うるう時』『うるえば』『うるおう』

     じゃないから。」

 Cさん「俗に言う五段活用ね。」

 Aさん「俗に言うってことはないと思いますが・・・」

 Bさん「逆の言い方をすれば、今年の2月28日もしくは3月1日は、

     前回のうるう年の2月29日から次のうるう年の2月29日までの

     ちょうど半分の日と言うことになるね。」

 Aさん「なる・・・かも知れないけれども、だからどうだって話だけども・・・。」

 Bさん「ところで阿部さんは『うるう年』を漢字ではどう書くか知ってるかな?」

 Aさん「えっ・・・そりゃ、門構えに王だろ?」

 Cさん「まさに門番に守られた王様って感じね。

     ファンタジー的展開ね。」

 Aさん「そう言う読み解き方はちょっと斬新だなぁ!!」

 Bさん「一方、『うるおう』は漢字でどう書くでしょう。」

 Aさん「えっと・・・さんずいに、門構に王様・・・あれっ。」

 Bさん「そう、阿部さんも今気づいたと思うけど、

     『うるう年』の『閏』の字は、『潤い』のさんずいを取った字なわけです。」

 Aさん「そうだねぇ。言われてみて初めて気付いたよ。」

 Bさん「そしてさんずいと言うのは、水と言う意味です。」

 Aさん「うん。」


 Bさん「つまり閏年と言うのは

     潤いがない年と言うことなんだよ。」

 Aさん「違うんじゃない?」


 冬場はだいたい潤いがないですよ。

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