恩師と変人先輩と家族が、既に外堀を埋めていた件
僕の学校には、変人として知られる先輩がいる。
新田 万梨阿先輩。
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
彼女の容姿を称えるのによく使われる言葉だ。が、それだけなら美女ではあっても変人ではない。
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花。口を開けばラフレシア。
楚々とした和風美女の口から漏れる、その容貌に相応しい鈴を転がすような澄んだ美声が耳心地よい。その口から紡がれた言葉が、下ネタや濃いBLネタじゃなければ、だが。
もっとも変人ではあるが、基本的なところは面倒見がよく気さくで人の好い好人物なため、人気は高かったが、身内には遠慮がなくなるのか、かなりだらしないところを見せたりもする。
ラノベなんかだとそこもまた魅力的に描かれるのだろうけど、現実はそう都合よくは出来ていない。
僕は彼女のお父さんにとても世話になっていて、その関係で、世間一般には幼馴染と呼ばれる関係になるらしい。
そんな関係上、彼女は僕にはあまり遠慮しない。前回呼び出された時には、モデルを強要された。どんなモデルかは、口が裂けても言えない。
そして、今日の放課後に、彼女の所属するゲーム研の部室に呼び出されていた。
正直言えば乗り気ではない。彼女の呼び出しでまともな理由だった例がないからだ。
それはそうだろう、彼女の美貌と人望からすれば、まともなお願いなら大抵の男子はほいほいきいてしまうだろうから。
どんなに悩んでいても、時間というものは必ず過ぎていく。どういう理由で断ろうかと悩んでいるうちに、放課後がやってきてしまった。
「仕方ない、覚悟を決めるか」
僕はぼやいて立ち上がった。傍らに置いていた視覚補助ゴーグルを付け、こめかみの所に埋め込まれた視神経連動端子と同期させる。
僕は生まれた時から眼球の異常のため、殆ど目が見えない。眼球の結晶化という奇病で、僕が生まれた頃にごく少数の症例として現れた謎の疾患だ。症状は体の一部が結晶化した状態で生まれるというもので、原因も治療法も全く不明な病気だ。症状が現れる部位は、患者ごとに異なっていて、腕が結晶化した人もいれば、僕のように感覚器が結晶化した人もいる。不幸にも重要な内臓器官に症状が表れて亡くなった人もいる。
そんな僕らの病気を治そうと設立されたのが、苧妻教授や、僕の恩師でもあり万梨阿先輩の父親でもある新田シンさんたちによる、オヅマ研究所であり、いつしかこの身体水晶化症候群のことを、オヅマ症候群と呼称されるようになった。
だけど、10年を超える研究もほとんど成果を出せず研究所は閉鎖。苧妻教授たちはその研究所を、僕らオヅマ症患者の生活向上のための研究を行う財団として再生した。
特に力を入れているのが、環境体験筐体の開発だという。
そんなことを考えながら、ゲーム研の前まで来てしまう。
「失礼します。二年、一ノ瀬龍斗、入ります」
「待っていましたよ、たっちゃん。ようこそゲーム研へ」
正直に言うと、この人の声を聴くとドキドキする。楚々とした声の中に時折混じる色気が年頃の男の子にはなかなか刺激的だ。僕のように視覚に障害を持つと、聴覚や嗅覚、触覚が健常者に比べて鋭敏化することが多いらしい。その声のニュアンスに微妙な媚が入っていることに、僕は逆に恐怖した。
何か、非常に困ったお願いをされるのかもしれない。
「まあ、入って。お茶でも入れましょうか?」
僕は促されるまま、部室に入る。部室といっても、正式な部として承認されているわけではないため、学校側に許可を得て空き教室を一つ借りているだけの代物だ。しかも、部屋の半分は物置のように、いくつもの段ボールが積み重ねられている。
部屋の中には、先輩と僕の二人っきりのようだ。僕はゴーグルの接続を一時解除して、視覚を閉ざし気配を探る。聴覚を頼りに探索範囲を広げてみる。
少なくとも、誰かが潜んでいる気配はない。それを確認したところで、再び視覚を接続した。
なぜ、そんなことをしたかというと、この先輩に限っては、用心に越したことはないからだ。彼女の趣味的なモデルの相方などがいてもらっては困る。
「心配しなくても、今日はひどいことはしませんよ。ただ、お願いがあるだけです」
「そのお願いが、心配の種なんじゃないですかー」
僕が反射的に答えたのとほぼ同時に、かちゃりという教室の入り口のスライドドアのロックがかかる音がした。
「帰ります」
僕は慌てて逃げ出そうとするけれど、そのためには、入り口をふさいている先輩をどうにかしなければならない。
「だーめ。お願いをきいてくれるまで、帰さない」
何ということだろう。これが、残念美人の万梨阿先輩でなければ、男子本懐を遂げるチャンスだというのに。思春期の男子ならみんなあこがれるこのシチュエーション。相手の腹の中が真っ黒でなければっ。
しばらくにらみ合いが続くが、根負けするのはいつも、僕の方だ。正直言って、僕の目力はとても弱いのだから。
「わかりました、分かりましたから、その変に媚びた声はひっこめてください」
「うふふ、素直なたっちゃんは好きですよ」
「たっちゃんやめてー。すごく恥ずかしいんだから」
僕は諦めて、先輩が勧めるままに椅子に腰かけた。
「あのね、これなんだけど、ね」
彼女はそう言って、パーソナルタブレットを取り出した。先輩はタブレット派か、と内心呟く。
「どれですか?」
尋ねると、先輩が僕の横に座って、タブレットの広告ページを表示した。上品な石鹸の香りが妄想をかきたてるが、そこはぐっと我慢だ。
「えっと、なになに? 『全てのRPGファンが待ち望んでいた、フルダイブ対応ネットゲーム登場! あなたもこの夏、幻想世界の住人になる』ですか?」
あ、そういえばこの人、何かのネットゲームのβテスターかなにかやってたっけ。
「そうそう、これをね、たっちゃんもやってみないか、ってお誘いなのだけれど」
「何考えてるんです? 僕はあまりそういうのやらないって知ってると思ったんですけど」
そう、僕はあまりゲームをする方ではない。全くしないわけではないけれど、どちらかというとリズムゲームや音ゲーに偏っている。僕にとっては、音こそが最大の感覚刺激だから。
「だめ?」
すっと身を寄せてくる先輩。肩に先輩の肩が触れて、なんとも言えない柔らかさと鼻孔をつく石鹸の香りがいらぬ妄想を掻き立てる。
これはやばい、とんでもなくやばい。
僕とて木石ではない。というか、このシチュエーションで反応しない青少年がいたら、そいつはよほど場慣れたプレイボーイかゲイかのどちらかに違いない。
「お・ね・が・い」
耳元で甘くささやく声はとても艶を帯びていて、その石鹸の香りとのダブルパンチで僕をKOしにかかっていた。まずいまずい、まずい。自分でも顔が赤くなっているだろうことがわかる。
これが、世にいうハニートラップというやつかっ。どうやって耐えればいいんだ。あれか、素数を数えるんだ。1……あれ? 1って素数だっけ? というか、頭の中で数える声が先輩の声で響いたら、逆効果じゃないか?
「り、理由、聞かせて下さい。ちゃんと考えますから」
何とか声を絞り出す。
「うふふ、素直なたっちゃんは好きですよ」
「たっちゃんやめて。やめてくんなきゃ、お願いききません」
せめてもの悪あがきに、この恥ずかしい呼び方だけは変えさせよう。どのみち、このシチュで僕が勝てた例がない。
「えー、たっちゃん可愛いのに。じゃあ、龍っちゃん?」
「ニュアンス変えただけじゃないですかー。名字で呼んでくださいよ。ただでさえ男子生徒ににらまれてるのに」
「今更名字で、というのはちょっとね。じゃあ、間を取って、龍斗くんで手を打ちましょうか?」
えっ?
正直、適当にはぐらかされると思っていた。これまで何十回と呼び名を変えさせようとしたのに、のらりくらりと躱されてたのだから。
「どれだけ僕にゲームをさせたいんですか。それで、先輩になんのメリットがあるんです?」
この人は、見かけとは全く異なって、結構腹黒い。計算高いとも言える。メリットがないことにはまず動かない。様々な課外活動なども積極的に行っているけれども、彼女なりの計算があるということは、彼女の素を知っている人間には共通する認識だし、彼女がそれを否定したことはない。
「ここ、よく読んで」
指さしたところには、「フルダイブ対応」と書かれている。
ああ、そうか。
フルダイブは、既存のVRシステムと異なって、全ての感覚や動作を再現する。人の脳と仮想世界を完全にリンクさせることになるシステムだ。
今世紀初めごろより積極的に研究が始まっていたが、一つの問題にぶち当たって極めて限定的な用途にのみ解放されていた。終末医療と、軍事、である。
問題とはなにか、というと、簡単に言えばハッキングやクラッキングの問題である。
脳と直接にリンクさせるため、一度防壁を突破されれば事実上その人間の脳を乗っ取ることすら可能であった。その危険性は、開発の最終段階でとあるハッカー集団によって実証されてしまい、結果、オフラインか、或いは外部と完全に接続を断った閉鎖的な状態でのみの使用となってしまったのだ。
「これって、大丈夫なんですか?」
「なんでも、既存のネットワーク回線とは一線を画した新しい概念のネットシステムだそうよ。お父さんたちの所で開発したものだって」
「それでも、外部と繋ぐってどれだけ危険かわからないおじさんたちじゃないでしょうに」
実際、僕が今使っている視覚補助ゴーグルも同じような事件があったのだ。初期型は、ネットワークと接続して様々な情報や時に映画やゲームもできるように作られていた。だけど、悪質なクラッカーによって誤った視覚情報を与えられ、何件もの事故が起こった。その中には、死亡事故も含まれている。
「その点は詳しくは教えてもらえなかったのだけれど、お父さんが言うには『理由は話せないが、外部からのハッキングは確実に防げる』ということらしいわ」
「うーん、胡散臭いけれど、少なくとも大丈夫だから発売に漕ぎつけたんでしょうかね」
頭をひねりながら、僕は言葉をひねり出す。
「問題はね、フルダイブのための筐体なのよね。これは、既存の病院なんかで使われている筐体じゃダメなの。オヅマグループが開発したタイプのもののみが、外部ネットワークと接続する許可がでているの」
「それって問題にはならないんですか?」
独占禁止法とかに引っかかりそうな気がする。
「それに関してはわたし達がかかわる問題じゃないと思うけれど、重要な部分をブラックボックスにしてほかの開発企業へも委託するんじゃないかしら。でも、とりあえずは、オヅマ謹製のものが出回ることになるわ」
そう言って、先輩はタブレットの上の指を滑らせて、フルダイブ筐体のページを開く。そこには基本的なスペックやサイズなどのデータなどの記載がされていたが、先輩が指さしているのは、その初回ロット数の少なさであった。
「国内2000台、ですか? 少ないですね」
「お父さんが言うには、筐体のブラックボックスに使われている素材がとても希少なので、生産が追い付かないそうよ。だから、基本的に購入価格はシャレにならない金額みたい」
「ああ、だからここに書いてあるように、基本レンタルなんですね」
それにしても2000は少なすぎると思った。
「それでね、ここ、読んでみて」
先輩の指さした部分を読んでみる。そこには、初回ロットとは別に、優先的にレンタルされる条件が記載されている。その中の一つに、オヅマ症候群患者とその家族、およびサポーターへの優先レンタルと記述されていた。
サポーターというのは、僕らのようなオヅマ症候群患者の日常をサポートするボランティアのことだ。ボランティアであるので、金銭的な報酬はないのだけれど、オヅマグループが提供するサービス各種を利用するとき、様々な便宜を図ってもらえるというものだ。
それだけをきくと便利なものだけど、月次レポートの提出や、奇病の患者のある種わがままな要求などがされるため、よほどの人物でなければ務まらない。
殆ど場合、家族や恋人といった極めて親しい人物が務めることが多いのが現場である。
「つまりは、サポーターになりたいということですか? ゲームのためだけに?」
不純な動機ではある。
「もちろん、サポーターの仕事はきちんとしますよ。公私ともども」
せっかく落ち着いてきた心臓の鼓動がまた跳ね上がる。
「あ、やらしいこと考えたでしょ」
僕は慌てて否定をするが、先輩のにやにやした笑顔は消えない。そうだった、この人はエロ方面の耐性はとても高いのだ。特に、非常に偏った方面に。
この人は僕の弱点を知り尽くしていると言って過言ではない。
僕は、まあ暴露してしまうと、シスコンの気がある。まだ幼いころ、両眼に奇形を持つ僕は格好のいじめの対象だった。もちろん、当時の子供たちにひどい悪意があった訳ではないのだけれど、それゆえに残酷に異端を排除しようとした。
それを体を張って守ってくれたのが、10歳年上の姉だった。だからこそ、僕は姉をずっと尊敬している。そんな姉は、今、オヅマグループに就職して家を出ている。
そんな姉から僕の操縦方法を伝授されている先輩は強敵だった。ちょっとした仕草や声のニュアンスなどに姉の影響が表れている。
「わかりました、降参です、降参。でも、サポーター登録は僕の両親のサインがいりますし、先輩の方も必要でしょ?」
「ふふふ、龍斗くん。中学上がったころから距離を置いてたのはわかってたけど、今のは失言でしょう?」
とても素敵な笑顔で先輩が僕の方を見た……ただし、その気配はとても好意的には感じられない。
僕は何か失言をしたのか? ごく普通のサポーター登録の条件を言っただけなのだけれど。
「思い出せないのかな? ……10秒あげるから、思い出してごらんなさい」
なんだろう、背筋が寒い。何を怒っていらっしゃるのですか??
「じゅーう、きゅーう、はーち、なーな」
カウントダウンはじまってるの? 失言って何? 思い出せって何?
「ろーく、ごーお、よーん、さーん」
何がいけなかったのだろうか、考えろ、考えろ、龍斗。思い出す? つまり僕が何かを忘れているってこと? 何を、何を??
「にーい、いーち」
サポーターになる条件は、なんだっけ。僕はまだ未成年だから、両親の許可がいることをさっき言ったんだよね。先輩も親御さんの許可がいるはず……だ……あーーーーーーっ!
「お、お誕生日おめでとうございます……1日遅れましたけど」
三年生の先輩は、昨日誕生日を迎えて、18歳になっていた。今の日本の成人年齢は18歳からだ。
「命拾いしましたね。では、帰りましょうか」
「いえす、まむ」
僕はがっくりとうなだれたままそう答えた。
「ただいまー」
玄関を開けながら僕は声を上げる。
「先輩も、どうぞ上がってください」
「ええ、お邪魔します」
先輩も、この家に関してはよく知っているはずだが、今は余所行きの顔をしている。
「お帰りなさいませ、お兄様」
そう言って、廊下で三つ指ついて僕たちを迎えたのは妹の神楽だった。なんだ、その気持ちの悪いお迎えは? そもそもこいつが僕の帰宅を出迎えたことがあっただろうか?
「ねえ、龍斗くん。妹にこんなことさせるのはあまり良い趣味とは言えないと思うのだけれど」
「いやいや、今日初めてだから。そもそも出迎えなんて神楽はこないから」
慌てて否定するが、ジト目でにらまれて身がすくんだ。
「おお、龍斗君、お帰り。お邪魔しているよ」
リビングの方から、非常に張りのある中年男性の声がする。
「万梨阿も一緒かね。丁度よかったよ」
新田のおじさんだった。万梨阿先輩のお父さんでもある。だとすれば、この妹の奇行も理解できる。
そういえば、妹も先輩がさっき勧めてきたゲームのテスターをやっていたはずだ。つまりは、妹の狙いも先輩のそれと同じ、例の筐体の優先レンタル。
彼女たちがそれを手にするためには、僕がそれを使わなければならない。なぜなら、仮想現実世界でも僕らをサポートするためというのが名目だから。
だけど、新田のおじさんにとっては何のメリットがあるのだろう。
「それはだな、龍斗君。男親というものは、娘の懇願には逆らえないからだよ。ほとんど我が儘を言ったことのない娘のたってのお願いだ、きかぬわけにはいくまい?」
まるで、心を読んだように、僕の内心の問いに答えてきた。僕はそんなにわかりやすいのだろうか?
「まあ、今の本音の部分は置いておいてくれ。建前の方を言うとだな、身元がはっきりとしていて忌憚ない意見をくれる人物に、フルダイブの感想や意見を出してほしいからだな。申し訳ないとは思うが、筐体のモニターを頼めそうなのは君たちが最有力だったからね」
「おじさん、普通は本音は隠して建前の方を前面にだすものじゃないの?」
「私は、正直者で通っているからな。それに、その本音をさらけ出しても問題がないほど、君たちを信頼しているからね。だからこそ、君たちが適任だと判断した」
「そして、すでに神楽は陥落済みですか」
がっくりと肩を落とす。はたして今日何度目だろうか。
「ついでに言うと、ご両親にも説明済みだ。お二方とも、賛成してくれたよ。そろそろ、龍斗君にもサポーターがいた方がよいと考えられていた様子だったからね。身元がはっきりしている万梨阿なら大歓迎だそうだ」
既に両親まで陥落していました。知らぬは僕ばかりなり。
「あー、ただ、一つだけ言っておく」
そういって、おじさんは僕の肩に腕を伸ばした。中年の域に達しているはずなのに、この人はとても若々しい。
「万梨阿がサポーターになったからって、手を出したら、殺すぞ」
その一瞬だけ恐ろしいほどの殺気を感じた。この人、本気で人殺したことがあるんじゃないのか、と錯覚するくらいの殺気だった。
「りょ、了解しました……」
「そうかそうか、君は昔から素直ないい子だったからな。信じているよ、うん、信じているとも」
声が、笑ってませんよおじさん。すげー怖いです。
「おお、騒がしいと思ったら、新田さん、いらっしてたのですか」
玄関先で騒いでいたところに、両親の帰宅であった。
「おじさま、おばさま。お邪魔しています」
万梨阿先輩が深々と頭を下げる。
「おお、万梨阿ちゃん、いらっしゃい。話は新田さんから聞いているよ。うちの子が迷惑をかけるかもしれないけれどしっかりと支えてやってほしい」
ああ、詰んでいたんだ。既に僕の与り知らぬ所で、全てが決まっていたのだ。
だけど、そんなちょっとした家庭内陰謀劇も悪くないと思ってしまうのは、そこに家族の愛情と、新田親子と僕たちの家族の相互信頼が感じられるからなのだろう。多少打算が入っている気もするが、それは問題ではない。
この日、僕は、家族以外のサポーターと契約をはたした。
それは、不思議と心地よいものだった。のちにこの日のことを後悔したり、感謝したりすることになるのだろうが、今は、この新しい人間関係を楽しもうと思う。
ご都合主義的な設定回であります。
なんか知らん超技術のブラックボックスでハッキング回避です。
ブラックボックスの中身の設定は一応あるのですが、本篇では出ないかもしれません。
次回はキャラクリ回になります。