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プロローグ

プロローグ


ーーー昔話をしよう



昔、昔あるところにグランドアースと言う世界がありました。


グランドアースには魔物もいなければダンジョンもない、そんな平和な世界でした。


そんな中、ジーニアス帝国だけは違っていました。ジーニアス帝国は大国でしたが土壌が悪くあまり作物が育たず何時も民衆は貧困に喘いでいました。


それを土の神様は可哀想だと思い創世神に民衆を助けるために自分を人間界に堕として欲しいと頼みました。


創世神は悩み、土の神様抜けるのはあまりにも大きすぎるし人間に神だとバレたらどうするのだと説得します。


そうすると土の神様は、それなら人間になりすまします、それにすぐに終わらせて帰ってくるので抜けても大丈夫ですと強引に許可をもらい人間界に降り立ちました。


そして土の神様はジーニアスの村々の土を治し、村人から感謝されましたとさ。


めでたし、めでたし、、、










ーーーなんて終わると思ったかい?ここからが大事なところなんだ。


彼の能力に気づいた王様が彼を奴隷にして言うことを聞かせようとしました。


それに気づいたまともな家臣や村人達はやめるように王様に頼みました。しかし、欲深い王様は頼みに来た人達を皆殺しにしてしまいました。



そうして、王様は土の神様を捕まえようと追いかけ、土の神様は逃げてはいたが結局人の身体では限界があり結局捕まってしまいました。


ですが護送中に縄を切り逃げようとした時、ジーニアス帝国の兵士に見つかり焦った土の神様は彼に近づいて見逃してもらうよう説得しようとしました。


話しかけようとした瞬間彼が持っていた槍が土の神様の心臓に当たり死んでしまいました。


そう、この兵士は新兵で脱走した土の神様を見てパニックになり刺してしまったのです。


王様は死体になった土の神様を解剖してこの魔法を解き明かそうとしました。


土の神様が死んでしまったのを知った創世神は悲しみ、ジーニアスの王様が土の神様を解剖していることを知った創世神は怒りを通り越し呆れた。


創世神は各国々に土の神様が死んで、殺した国はジーニアス帝国と発表、それにより大地を浄化できなくなったので国同士で話し合いしかるべき処置をと言い残し去って行った。


各国々はそれを口実に連合軍を作りジーニアス帝国に宣戦布告し沢山の人が死んだ。


創世神は呆れてもう愚かな人間は見ていたくないと、グランドアースの世界を見捨て、世界から神様の加護が消えた。


戦争が始まって二年後、遂に大地が不浄を溜め込められなくなり事件が起きた。


世界中にダンジョンが現れ、地上に『ケガレ』と言う、化け物が現れ始めた。


この『ケガレ』とは真っ黒な外見で人型、狼型、蜘蛛型、など色々な形の『ケガレ』があり『ケガレ』の攻撃方法は抱きつくだけだが、抱きつかれたら最後飲み込まれ、『ケガレ』達の仲間入りになってしまう、総じて聖なる武器と聖魔法攻撃以外は効かず、唯一の対抗策の聖魔法と聖なる武器でさえ完全に殺しきる事ができない。唯一の救いは『ケガレ』達は城壁を乗り越えて入ってこれないことだった。


戦争さえしなければ二百年は大丈夫だったのに人間は愚かだった。


人間達はやっと戦争している場合じゃないと気づき、兵を退きあげ国防に努めたが、城壁のない村や街は軒並み全滅し、生き残りは、城壁のある街だけになった。


民衆は土の神様の怒りだと言っていたが俺は怒ってないと思う。


えっ?なんでわかるのかって?


ーーーだって俺、、、







土の神様だし、、、















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