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そっか人間って難しいな…。
朝だ…。
恭子が起きると、もう部屋には葵はいなかった。
どこ行ったのだろうか?まあ、関係ないけれど。
とりあえず、着替えよう…。恭子が、水玉のパジャマの上着を脱いだ瞬間に、あの馬鹿明るい声がドアを開けた。
「恭子、ご飯出来たよーん。パンとご飯どっちがいいかな?」
ちなみにこの時恭子、上はブラジャー一枚…。
にゃろぅ!
恭子は葵を思いっきりビンタした。
何が起こったか分からない葵。
「なんで?」
ギャグが、この野郎!受け狙いか!
「ともかく出てって!信じらんない!」
「信じられない?何が?」
葵は、恭子の小さな胸にてを当てた。
きゃぁぁ!
恭子は葵の行動が分からずに、固まる。
すると葵は、ふむと一言もらすと。
「そっか、分かった。出てく。着替え中にごめんなさい」
と言って去って行った。
恭子はショックのあまりに床にへたりこんだ。
な、なんなのよ~。
葵はまるで、女の子の着替えを見るのが恥ずかしくないみたいだったし、それに最後に呟いた一言が気になった。
「そっか、人間って難しいな…」
読んで下さっ方、本当にありがとうございます。短くてごめんなさい。