第8話
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濃厚で鮮やかな緑のカーテンが窓際ではためいている。
風がカーテンを膨らませる瞬間までは興味深くそれを見ていた。膨らみが完全に無くなってしまうと飽きてしまい、今度は側の棚に置いてある花瓶に目を移す。私は飽きっぽい。
幼い頃からそうだった。何をするにも中途半端。飽きたら放り出すのは当たり前だった。
でも、そんな私でも、ずっと追ってきた人がいる。
「成海さんは、お兄様の秘密を知っておられるのですか?」
「秘密、ですか…。少しだけですが。」
戸惑いつつも、私の質問に答えた彼は、私が追ってきた人ではない。
「お兄様は隠しているつもりかもしれませんが、ばればれなのです。必死過ぎて…。」
「私は、李紅様を、本当に真面目な方だと思います。」
真面目な彼こそが私の求めた人だった。例え、彼がお父様と手を組み、嘘を突き通そうとしていても。
「私、お兄様が本当は何処の誰なのか知らないのです…。」
「百合は名前、李紅様の本当の名前を知りたいですか?」
「はい、教えてください」
乞うような目で成海を見る。
「私からはお伝えすることは出来ません。その代わり、協力は致します。」
「協…力?」
「はい。私に良い考えがあります」
成海は薄く笑い、言葉を続ける。
「百合は李紅様と不純異性交遊をしたいとお思いですか?」
心臓が一瞬縮んだ気がした。
「ふへっ?それは…」
「キスや…、まぁそういうものです」
成海が中途半端に顔を赤らめるので私も恥ずかしくなってしまった。
「そういうもの…。したいです、お兄様と…。」
「百合、男は「したい」と言われればイチコロなんですよ」
「い、言えません。私からは…そんなこと…。」
「先程、いい考えがあると私は言いませんでしたか?恥ずかしくない言い方があるんです。」
「恥ずかしくない言い方??」
「Go to bedしたい」
成海がふざけているのか本気なのかわからなくなった。でも、彼の目には強い意志が感じられた。
私は彼を信じる。
「私は…、それを言えば良いのですか?」
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