表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/78

第四十二話 ソードスキル

ソードスキル――

それは、この世界で戦う者なら誰もが知っている、基本中の基本。

だが、もし。

その「当たり前」を知らないまま、最前線を駆け抜けてきた男がいたとしたら?


無自覚の異常。

そして、本人だけが気づいていない“強さ”。


今回は、花の非常識が、また一つ明らかになります。

ランスは驚いて、花の画面を一部読み上げる。


「スキルクリエイション………オートで技を反復して繰り出すことで、独自の技として記憶することができる。

な、なんだこれは……初めて見たスキルだ。


「俺は効率よく狩ってたからな。自然に同じ動きが多かったのかもな。」

「いや、だからといって、このユニークスキルは自然に習得できるものなんだろうか……リサさんは何か知ってますか?」

「んー、わたしはアルバイトの身分だからねえ、そこまで詳しくは設定知らないんだ〜」

「え!?リサさん、スタッフだったの?!知らなかったー!」

「あ、ごめん!言ってなかったね!そう!はじまりの都の受付嬢です〜」


「まあなんだ、あれじゃねえか?ジョブも設定してないノーマルアバターだから、とか?

弱いアバターも使い続けると何らかのメリットがあるような?……知らんけど。」


「けど、その可能性はあるかもしれない。

前作ではそこそこやったんだけど、ノーマルアバターのまま進めてた人はいなかったし、ある程度のジョブや、ソードスキルはみんな極めてたから、ほとんど知らないものは無かったんだけど………大型アップデートで、追加事項も多かったのかもしれない。」


「よくわかんねえけど、これからはこのソードスキルを使いこなせば良いってことだな?そして、大学で習得したスキルもこうやって使うと……なかなか便利な機能だな!」


「むしろ、今まで知らなかった方がすごいけどね。5年前からのうさ晴らし、ずっとオートで動いてたってことか……だからあんな動きができるのか。一つ勉強になった。

僕には使えないけど、ソードスキルに頼らず自分で工夫することも大事ってことだね。

また一つ、欲しいスキルが見つかったよ、ありがとう、花!」


「ふふん。役に立って良かった良かった!」

「よくわかってなかったのに、このドヤ顔だよ〜」

「結果オーライだ、何事もな。そして、何もやらんことには何も起こらん。ということだ。

ランス、お前は強い。だが、まだまだ可能性は満ち溢れている。

ゲームも人生もな!」

花はニカっと笑う。


「う、うん!そうだね……まったく、その通りだよ。」

(花はいつも核心をつくことを言う。まるで僕のこと知ってるみたいに……いや……きっと、いろんな努力や辛いことを経験してきたのかもしれない……なにか、親近感があるんだよな)


「花、良ければたまに、僕と模擬戦をやってくれないか?もしくは、その……うさ晴らしに同行してもいいかな?」

「おう。俺の予定が合う時はいつでもかまわんぞ。」

「あ!わたしも混ぜてー!」

「良いが、リサはまず自分のことが最優先だからな?」

「うっ!わかってるよぉー!

けど、そのためにも強くならなきゃ……自分の身は自分で守れるように……」

リサは少し俯く。


「あ、あの。正式な仲間になったので……僕も、事情を聞いても大丈夫でしょうか?

何か力になれることがあるかもしれないので。」


「そうだな、そろそろ話してもいいころだな。

スキルとかも含めて、ランスにもアドバイスをもらえるかもしれないからな。」


花は大まかな内容をランスに話した。


「なるほど……つまり、仕事で会えなくなったので、こっちで繋がりを持とうということですね?」

リサは頷く。


「あと一ヶ月程度で、この世界に来ると見た方が良いね。

そのマネージャーさんにコンタクトは取れるのかな?」

「俺もそれは考えた。できる限り詳細を伝えてもらう方がいいんじゃねえか?」

「うん。何かあればすぐ連絡して欲しいって言われてるから、それは大丈夫。

じゃあ、こっちに来そうなタイミングで、こっそり教えてもらうようにするね!」


「ああ、それがいい。タイミングさえ分かればやりようがある。

後は、どうやって撃退するか。だな。」


「あんまりプレイヤーを追い詰めるのはしたくないんだけど、今回は仕方ないね。リサさんのレベル値も低いし、今は本当はきてほしくないんだけど。

出来たらコンタクト取る前に、何らかの方法でゲームから一旦退いてもらうのがベストかなあ。」

「そんな都合よく引き下がるか?相手はストーカー野郎だぞ?」


「確かに……例えPKしたとしても相手は金持ち。何とか課金してまたログインしてくるね。」


「ん?PKされると……課金?」


………………


「ま、また?花、いったいチュートリアルで何を聞いてたの?」

「ああ、面倒だからほとんどスキップだ。その都度教えてもらう方が良いと思ってな。」

「ご、ごめん!わたしがきちんと説明してなかったから!」

「い、いえ!リサさんのせいと言ってるわけじゃ!」

ランスはあたふたしている。


「じゃあ、その辺も教えてくれよ。ランス。」


ランスは深いため息をつきながらも、真剣な表情になるのだった。


第四十二話 完

最後まで読んでいただきありがとうございました。

花の強さの根源が「五年間の反復」にあったことが判明した四十二話。ランスとの模擬戦の約束や、リサの正体発覚など、パーティーとしてのまとまりが強まってきました。しかし、話題はついに不穏な「ストーカー対策」へ。ゲームのルールを知らない花が、どうやってリサを守るのか。次回のシステム解説編も重要になります!

【応援のお願い】

本作は現在、コンテストに参加しております。

「花のユニークスキル、かっこいい!」「リサを守ってあげて!」と思ってくださった方は、ぜひブックマークや**下部の評価(☆☆☆☆☆)**で応援をお願いいたします!皆様の星が、ハナたちのスキルをさらに輝かせます。

また、もう一つの作品[txt:Ultimate Wars ー 名もなき者の覚醒 ー|https://ncode.syosetu.com/n6980lm/]も絶賛更新中です。宇宙を揺るがす交渉の行方も、ぜひチェックしてみてください!

今後とも hanaXIII をよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ