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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII


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第三十四話 そろそろ

現実で「稼ぐこと」に執念を燃やすタク。

一方で、ゲーム内で「手に入れられなかった青春」に胸を躍らせるハナ。

大型連休を前に、それぞれの物語が動き出します。

第三十四話 そろそろ


「マネージャー!今月のスケジュールは?」

「はい。こちらです。………週末はほぼ撮影ですね。夏にはロケも入っております。」

「やっぱ忙しいわなー。これじゃあゲームどころじゃねえな。

まあ仕方ねえ。俺にはこれしかねえからな。しっかり稼ぐから、じゃんじゃん仕事入れてくれよ、マネージャー!」

「かしこまりました。」

(プライベートや性格はともかく。この仕事や稼ぐことに対する執念はあっぱれだ。

とても高校生とは思えない。

やはり彼の家庭環境が影響しているのか………)



(もう大型連休だな。さて、どうするか。)

花は森の中を駆け回り、相変わらず効率よく狩りまくっていた。

(まずは、アイテム改良の店。これをまだ教えてなかったな。それから………。やっぱり大学が気になる。

スクール的なものって言ってたなあ。

入るのに試験とかあるのか?

…………。筆記じゃなけりゃ、なんとかなるかな………。)


花はあるポイントで異変に気がつく。

(昨日もそうだったが、この辺りから、やたらとモンスターの数が増えやがるな。

まあ、今は様子見だから、とりあえず回避しよう。また時間のある時にじっくり回るとするか。)

そして、また別の辺りを探索。

(ん?この川の向こう。なんか道がありそうだな。ふむふむ。ここもチェックしとこう。楽しみは後に取っておいて、一人になって時間のある時に行くとするか。)


花の地図は森のマップを含めて割とアップデートが進んでいた。特に、東から北付近までは完成に近づいていた。

(マップの………森以外のこの辺りが大学だろうな。お!なんか良さそうな場所発見!)

そこは、北側と東側エリアの境目付近。

そこから北東に進むと森の終わりが見つかった。

(なんだ?こっちの道は凄い傾斜だなあ。まあ、こっちはまた今度にするか。)


花の頭の中は大学のことでいっぱいだった。

自分には縁のなかった大学。

その響きだけでワクワクしていた。


(ほんと、俺の人生、このゲームのおかげでやり直せてる感じだ。買ってよかったぜ、ALO!)


ピコン!

花にメッセージが届く。

『明日からいよいよ冒険再開だね!楽しみだ〜!』

花はクスっと笑い。静かに返信する。


キキャー!

その間にもモンスターは花に飛びかかってくる。

「邪魔すんじゃねえー!」

シャッ!

片手には大剣が即座に現れて、剣を振り回す。


ズバババ!!

ぐぎゃえええ!


一振りでモンスターたちは粉々になる。

そして、もう、掛け声なしでもイメージするだけでドロップアイテムも回収されていた。


『いよいよだな。しっかり準備して、次の冒険へ行こう』

シンプルだが、花なりに丁寧に送るのだった。



第三十四話 完

最後まで読んでいただきありがとうございました。タクの仕事に対するストイックさ、恐ろしいものがありますね……。一方でハナの「大学」へのワクワク感。この対照的な二人がいずれぶつかり合うと思うと、筆に力が入ります。

【応援のお願い】

現在、本作はコンテストに参加しております!

もし「ハナにキャンパスライフを楽しんでほしい!」と応援してくださる方は、ぜひブックマークや下部の【☆☆☆☆☆】評価でパワーを分けてください!

また、もう一つの戦記[txt:Ultimate Wars ー 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる ー|https://ncode.syosetu.com/n6980lm/]も本日最新話を更新しております。宇宙を舞台にした熱いバトルも、あわせてお楽しみください!

今後とも hanaXIII をよろしくお願いいたします。

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