表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/43

第二十三話 女将


逃げることと、立ち止まることは違う。

それを教えてくれる人は、案外思いもよらぬ場所にいる。

このALOの製作者の一人が、ここの女将をしていることがわかった。

いわゆる隠しイベントのようなもの。


「あんた、、、それはなかなかだねえ、そこまで来たら、責任もある。なかなか人生リセットとはいかねえかねぇ。よほどの外道ならスパッと新しい人生歩むが、、まあそいつらも一概に外道って言えるもんじゃあないからねえ。

人には事情ってのがあるからねえ」


「お恥ずかしい限りですよ。現実が詰んだんで、この世界をよりどころにするなんて。」


「いんや、そりゃあ違うよあんた。あんたは何も逃げちゃいない。

元の現実でもきちんと家族を養って、日々耐えてるじゃあないか。

それに、このゲームはねえ、自分らしく生きたい人にも、楽しんでもらいたいのさ。」


「ありがとうございます。

そう。俺はこの世界で出会う人には素性を伝える予定は無いんです。

騙そうとかそういうんじゃなくて、ただ、純粋に自分でいたいのと。

本来の人生を自分らしく生きたいから。

けど、それってやっぱりここで出会う人を騙すようなもんですよね?」

女将は少し考えたが、すぐに得意げな顔になる。


「いや、それは難しいし一概には言えないけど、あんたは、端から誰かを騙す予定で素性を隠してるんじゃ無いんだろ?

なら、そこまで自分を責めなくて大丈夫さ。

自分らしく、まっさらな自分で関わって、もし、現実でも気が合うとか、寄り添える人に出会えたなら、それもまた運命だわ。

絶望しかなかった人生が、このVRの世界で変わったら、それこそ人生捨てたもんじゃ無いと思うがねぇ!」


花の表情は明るくなる。

「女将さん、ありがとうございます。なんだか、一つスッキリしました。俺、まだまだやさぐれてて、いろんなこと面倒だなって思うんだけど、、、」

「しゃーない、それは現実が詰んでんだから、心も闇に染まる。

あんたのペースで答え見つけな!」


花はその後、券売機でチケットを購入して、大浴場へ行くのだった。


この隠しイベント。今後も人生を変える1ページとなるのだった。


第二十三話 完

読んでいただき、ありがとうございます。

温泉宿のプレイヤー、女将だったんですね。

この世界には、戦闘だけでなく、

心を整える場所も用意されている。


これからも、世界は繋がっていく。


***


本作は現在、

ネット小説大賞14

ESN大賞10

にエントリー中です。


もし

「この世界観が好き」

「このキャラクターの関係性が気になる」

など、少しでも感じていただけたら、

感想・評価・ブックマークで応援していただけると励みになります。


物語はこれから、再び動き出します。

引き続き、この世界の行く先を

見届けていただけたら嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ