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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII


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第二十一話 進路

進路は、選ぶもの。

逃げることも、進むことも、どちらも選択だ。

その一歩が、未来を静かに変えていく。


「ねえねえリナ!リナはどこを受験するかもう決めてるの??」

「うん!もう決めてる!ここだよ!」

リナは資料を見せる。

「おお、やっぱり医学部受けるんだね!けど、なんでそんなに遠いところにするの?わたし今まで生きてきて行ったことのない県だなあ」

「昔ねー、家族で旅行に行ったんだー、温泉が有名なんだけど、旅行中におじいちゃんが倒れちゃってね、たぶん、のぼせたんだと思うんだけど、その時に、助けてくれた人が医療関係者でね。ああ、人を助けるってーー、かっこいいなって思ったの!」

「そうだったんだ〜、いいなー、リナには明確な夢があって、、、わたしはまだなーんにも思いつかない。だから、大学行っていろんなことしてみようかなーってとりあえず勉強してるんだー」

「わたしもたまたまだったから、それがなかったら、親の言うように生きてたかもしれないから、、、人生何が起こるかわからないね!」

「そっか!わたしも夢見つかるように大学受からなきゃね!」

「うん!お互い頑張ろうね!」




「ねえ花さん、ビギナ大陸への進路なんだけど、どのルートにする?」

「ん?俺が決めていいのか?、、、ならAにしよう。」

「ね、念のため。理由を聞いてもよろしいですか??」

「ん?だって、強いやつ集まるんだろ?なら手っ取り早くていいじゃん。」

(やっぱり、、、オープンワールドはどこで何が起きるかわからない、、、からまれて誰かに従わされる可能性もありうる。だからみんなガチ勢のところにはまずはこないんだ。

多分そこまで深く考えてないんだろうなあ。

現実の方は割と深刻そうな分、こっちでは本来の性格が出てるのかなあ)


「ぷっ、、リサ、もしかして、強キャラに遭遇してPKされるとか想像してる??」

「げ!ど、どうしてわかったんですか!?」

「全身に書いてある。ぷくく、、あのなあ、そんな心配しなくてもでぇじょうぶだって!

俺の予想だけど、ガチ勢ってやつは、本当に純粋にプレイしてるやつだと思うぜ?

だから、よこしまな奴はすぐわかると思う。

なんなら、このゲームは世界規模だろ?みんな探り探りだと思うからまだ大丈夫だと思うけどね」

(い、意外と考えてるーーーー)

「おい、俺はそこまでアホじゃないぞ?

また全身に書いてるぞ」

「ふえ?!い、いやだなあ、花さんをそんなふうに見てるわけないじゃんー!」

「、、、、、」

アイテム屋にも寄って、一通り準備はした。

後は出発するのみ。

「今日で休みも終わりか、次はいつ入るんだ?俺は夜ならいつでも合わせられるが」

「んー、、ちょっとまた模試があるから、春休みに入ってからのほうが良さそうかなあ。」

「わかった、全然大丈夫だ。俺もそのほうが都合が良い。そうだなあ、塾とかのスケジュール見て、割とまとまって潜れそうなところ教えてくれ。俺も連休にして空けておくから。」

「うん!ありがとう!わたしの予定に合わせてくれて!」

「当たり前だ。学生の本分は勉強だ。その勉強は夢を叶えるために、今しか発揮できない貴重な時間。

やる時しっかりやって、羽目を外すときしっかり遊んで、メリハリつけりゃ大丈夫さ!」

(な、なんか説得力あるぅ、ほんとにわたしと歳近いのかなあ。見た目はそれほど変わりないんだけど、やっぱりもう少し大人?、、、)

「うん!ありがとう!なんか、花さんと話すといつも頭がスッキリするんだー!なんでだろうね!」

「こんなんで役に立ってるならありがてえな、ま、しっかりやってこい、またメッセージよろしくな」

「うん!必ずメッセージ送るから、既読付いても見たら返信してね!絶対だよ?!」

「、、、、、おう、、、じゃあ、またな」

花は一足先にログアウトした。


「んもう!あれ絶対返信面倒がってるじゃん!、、、ぷ、、なんか、そんなキャラも面白い。可愛いというか、なんというか。

よし!しばらく勉強に集中するか!」


こうして、リサの春休みまで、しばらく一人で黙々とプレイすることになるのだった。


第二十一話 完

それぞれの春に向けて、時間は進む。


本当のオープンワールドが、姿を現し始める

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