町をプロデユース ラジオ編
「おや?いらっしゃい今日は空いてるからどこでも好きなとこ座って」
おばさんが和やかな笑顔で出迎えくれる、俺たちはカウンターの近くのテーブルに座り注文すると
「にく煮と焼き肉とお酒ね」
注文を聞くと奥へと入っていくとすぐに料理が出てきたしかも大盛りだ
「おばちゃん、こんなに大盛りたのんでないよ」
「いいの、いいの常連さんのサービスよ」
するといつのまに横にいつもの爺さんがいてにく煮を食べている
「なに、強がったっとんじゃ、客が少なくて材料が余ってるじゃろ」
「おじいちゃん!お客さんのもの食べちゃダメでしょ」
「大体な前から言ってるじゃろ、このような状態のときは一気に中央から人が来て根こそぎ利益を奪って行く、そして騒動が収まれば去っていくそして町は滅びる」
「滅びるって」
「地元の店やなんかはやってけれんのじゃ、現に今だって町のみんなは求人を受けようか迷っとるじゃろ」
「求人?」
おばさんに尋ねると
「ええっと、新しく出来たお店があるじゃない?そこの人でが足りないからうちで働かないかという話が来てて」
「受けるんですか?」
「昔からやってるこの店を辞めたくはないけど……この状況じゃ」
するとウィスさんが
「ねえ、エスなんとかならない?あなたプロデューサーだっけ?演出するお仕事なんでしょ?」
「う~ん」
ヒラも
「このままじゃ俺の生まれ故郷がずっと先かもしれないけど滅んじゃうかもしれないんですよ」
「う~ん、そうなるとCMいや地域密着バラエティー的なでもみんなにアピールするにしても紙媒体か~」
「なんでもいいからなんとか出来ないの?」
う~ん、何か良い媒体がないものか
「テレビはこの世界にはないし~ラジオもないし」
「テレビ?ラジオそれはなんなの」
ウィスさんが食い気味に聞いてくる
「テレビってのは映像がどこでもだれでも見れる媒体でそれを使ってお芝居だとかを見せるモノで」
「そんなの聞いたことないわね、ラジオっていうのは?」
「ラジオってのは音を使ってみんなに曲だとか情報やお喋りを伝えるもので」
すると、突然奥のテーブルからガタンと立ち上がる音がして
「それならあるわ!話は聞かせてもらったわ!それがあればなんとかなるのね!」
そこに居たのはミソラさん!?いつのまに
「音をみんなに聞かせれるものがあればこの状況を打破できるのね!?」
「えっ!あの善処します」
「あああ?やれるのやれないの!?」
酒臭!
「やります!」
「よし!じゃ話をつけに行くわよ町長に」
「え?」
「連絡伝放を使うのよ!」
するとヒラが
「あれは緊急用で」
「あああ?緊急事態でしょうが!?」
「はい……」
圧がすごい……




