町をプロデュース2
「これはすごいですね」
ヒラが人の多さに若干引いている、
森の狩場に行ってみるとそこら中にハンターがいてもう魔獣より人の方が多いんじゃないかくらいって思う位の込み具合だ
あれだな~お店紹介とかすると噂と影響力が相まって人が殺到するとかそんな状態かな~
弊害が起きないと良いがと思いつつ最低限のノルマをこなし激混みのカウンターで報告して前回ミソラさんが連れってくれた店にヒラとウィスさんとお疲れ様会をしているが満員御礼状態、町に人が流入した影響もあり食べる場所が無さそうだ、
「こんにちは」
「あら、いらっしゃい」
「先日はお騒がせしまして」
すっかり顔なじみになった女将さんと和やかに会話する
「ごめんなさいね、今混んでて、あちらの奥ほうでなんだけど宿もやってるからそのお客さんがこっちでご飯食べてて、あ!そうだあの扉の奥がうちの居間なんだけどそこ使って」
「ええ、いいんですか」
「良いのよ、一見さんより常連さんになる可能性高いしね」
そういって通されたのは明らかに人の家の居間
「なんかあれですねちょっと落ち着かないですね」
「まあ、でもご厚意だからありがたく受けましょう」
ヒラとウィスさんがソワソワしているが、なんか生活感がすごくあって落ち着くっちゃ落ち着くような不思議な気持ちだ
しばらくするとなじみ始め、頼んだ料理(コロッケみたいな揚げ物とビールみたいなもの、なんかのから揚げ、やきそば風のモノ)を囲みながら今後のことを話し出した
「しかし、こんなに人がいっぱいいると稼ぐにも狩もうまくいきませんね」
「そうね、でもこんなの一過性のものでしょ」
「まあ、確かにそうかも……」
俺の皿にあるから揚げに手を伸ばした瞬間
シュパ!
から揚げが何かに盗られた!
盗られた方向を見ると
「甘いな、まだ減らんよムシャムシャ人はただみんな今はムシャ様子見で手前で狩ってるだけじゃからもちとすればみんな奥地をめざすじゃろうて……しかしの~そうなると町がの~」
「俺のから揚げ……って誰!このお爺さん!」
すると店の方から
「お爺ちゃん!ダメよそれはお客さんのだから」
「おや?そうなのかそれはすまんすまん はっはははは」
逃げるように奥へ行ってしまった。
「すみませんね、なにかされませんでした?昔は凄腕ハンターだったとか言って逃げ足だけは速いんだから」
「いえいえ」
そんな話をしながら混んでいることもありその日は早々に解散となった……
それから数日後お爺さんが言ってたことは現実となった。
外から来たらハンター達は奥地へと探査に入って行き手前の中堅クラスエリアは閑散としていた




