表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/29

冒険者をプロデュース19

ことは飲みの翌日にウィスさんと買い出しに行ってた時に遡る


「な~んだ本当に買い出しなんですね~デートかと思ったのに」


「もうからかわないで下さいよ」


「え~別にからかってないんだけどな~それで何を買うんですね」


「回復薬とかもですけど、一番は保険です」


「ホケン?ってなに」


「ええとですね、ヒラが今立ち直ってはいますけど根本的に治ってるわけじゃなくて危険な気がするんですよね」


「ふむ」


「だから、万が一のことを考えてもしヒラが動けなくなっても大丈夫なように備えておこうかとおもって」


「まあ、確かにその可能性はあるかもしれないわね」


「なにか良いモノはないですかね」


「そうね~一般的に逃走用に使うけむり玉とかかしらね」


「なるほど」


「ただ、そんなに効果時間は長くないから万全とは言い難いけど」


「他には」


「う~ん、町に転移できる転移石もあるけど庶民では手にすることは不可能に近いわね」


いろいろ考えたがけむり玉くらいしか使えそうなものはなく量を多めに買って対処するとい話を事前にしていた。


「ウィスさんけむり玉を使います」


「わかったわ!」


視界が見えなくなるので手を繋ぎけむり玉を展開する


「ヒラ逃げるぞ」


ヒラの手を強引に引っ張り走りながらけむり玉を撒きまくる

それから数十分走ったとこに洞窟が見えたのでそこへ退避し休憩することにした


「はあ はあ、疲れた」


「まったく、もう、あの弓使い絶対ゆるさないんだから」


息を切らして座り込んでいるファンさんと俺、ヒラは洞窟の奥の方で震えていたので声をかけるが


「ヒラもう大丈夫だから」


「やっぱりダメだ俺は」


「しっかりしなさいよ」


「俺は変われないんだ、もう……」


そういって奥ほうへ行ってしまう


「せっかくうまく行ってたのに、こうなったらもう一回できないか」


タレント名鑑を開くと


熱血スポーツマン 松田

バーテンダー 磯村

弁護士 吉本


やっぱり同じ人は連続ではでないか~、しかもラインナップも微妙だし……


「エス大変よさっきの魔物が追ってきたわ!」


「ええ!!」


ヒラも心配だがやばいな……もう誰でもいいからとりあえずヒラの傍に居てもらおう

そして呼び出したのは


「おや!ここはどこだ!」


「すみません、いきなり」


「おお!江須プロデューサーお久しぶりです!!いや~!ほんと前回のスポーツ企画ぶりですかね!!」


熱い漢ソフトテニスの松田!熱血と気持ちで芸能界でもエースを狙うそのキャラクターでバラエティやスポーツイベントに引っ張りだこな男だ


「すみません、この先に自信を無くしてひきこもちゃってる子が居まして、潜在能力は凄いんですけどメンタルが」


すると松田の目が光る


「なんですって!江須さんがいうほどの逸材が!それはもったいない!任せて下さい、私が話をしましょう!」


だ だいじょうぶかな……


「あの、繊細な子……あ」


俺の話も早々に奥へ走って行ってしまった


「エス!もう迫ってきてる!!」


「ええっと!わかりました洞窟なのは幸いです!私が洞窟の前にバミリするので攻撃で吹っ飛ばして、またバミリというローテーションでしのぎましょう!」


「わかったわ!」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ