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冒険者をプロデュース9

とりあえず生きて帰れたことと臨時収入を得たのでその日は密やかな打ち上げを行った、ワインっぽいお酒ジョネビーと干し肉のサンドイッチをつまみに和やかな雰囲気で飲んでると、


シナリオ完パケによりポイント付与

現実予想放送 視聴率、コア+売上などを換算……

数値を経験値として返還することによりランク昇格

AD 昇格…

NAME エス=センタ

職:プロデューサー ランク1 AD(中堅)

職スキル:セルフプロデュース《リキャストタイム》

スキル:カンペ、不眠不休、どこでも寝れる(ADスキル)、交渉初級、買い出し、NEWバミリ、NEWタレント名鑑(人脈小)


タレント名鑑?よくわからないスキルに困惑しながらとりあえず今日はあまり考えずこの生きた心地を堪能しようとヒラと飲み明かした。


翌日からは討伐依頼を初めて見たE級から始まり上はS級まであるので、とりあえずE級から初めてみたが元々ヒラの実力は高くあとはコントロールさえ出来れば問題はなくある程度稼げるように防具などを揃えることが出来たのでそろそろ上の依頼を考えていた、そんなある日


「なかなか調子良いみたいじゃないか」


「え?」


振り返るとそこには弓を持った男が俺の肩を叩いてにこやかに笑顔を振りまいている、


「あの何か?」


「なかなかの実力みたいだが見たところパーティーのバランスが悪そうだなと、私はそれなりの熟練の弓使いがパーティーに居ればもっと上を目指せるのではないかと」


確かに言わんとしてることがわからないでもない、俺ら二人には経験値が足りないさらに遠距離での支援があれば……ヒラさんの顔を見ると


「確かに……」


「よし、じゃあ!決まりだね……よし!景気づけに今日はあの討伐依頼を行こう」


そう言って指さしたのはB級ランク


「B!?俺たちまだE級レベルまでしか」


「だいじょうぶ、だいじょうぶ俺的に言えばあの討伐モンスターは弱いからそれに金になる、経験上まったく問題ないから」


そのモンスターは確かに目は赤く尖り怖いが見た目はウサギのような小型動物だし行けるのかな?と半信半疑でいると、


「大丈夫問題ないから私の経験を信じなさい」


若干笑顔の中に威圧を感を感じさせながら言ってくるので渋々了承して現地向かうと、そこは町から結構離れた木々の生い茂る密林地域で俺たちは細い獣道を散策してると弓師の男が


「お、いたぞ」


男が道の先を指さすとそこには大型犬位ある目のするどいウサギが


「アイツは直線に飛んでくるから弓でけん制して突っ込んで来たらそのまま斧で叩き切ってください」


男はそういうと俺たちを前衛に押し出し後ろから弓を射ようとしている、


「エスさんカンペお願いします」


「わかった」


俺はカンペを出し 突進してきた敵を冷静に攻撃 と書いて準備すると、後方から弓が放たれて敵を射抜くかと思われたが敵は弓をかわしてこちらに赤い鋭い目を向けて睨み、地面を2、3回蹴ると物凄い勢いで突進してきた、


「カンペを!」


俺はヒラさんにカンペを見せるとヒラさんは落ち着いて盾を構えて準備する


が!


ドン!!!


敵の突進がヒットすると盾で受け止めるどころかそのまま後ろに仰け反って転んでしまった、

さらに敵はその反動を利用して距離をとり再び突進しようとしている

ダメだ!援護をと後ろを見たときそこにはもう弓師は一目散に逃げている背中がしか見えなかった。


「えええええ!経験だのなんだの言っておきながら!」


睨んだところで相手はもういない


「くっそおおお!」





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