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31:鑑定先生と渓流洞窟

名称:変質オリハルコン

魔力濃度:19

魔力特徴:魔力不透,構造強化


「…………」

「どうしたのげんた?」


 俺は改めて目の前に映った情報を前にして、何も言えなかった。

 クラフトベンチの上には昨日作った白輝銅が置かれている。

 そしてその上に浮かび上がるようにして白輝銅と呼んでいた物質を示す情報がAR(拡張現実)を展開したかのように像を結んでいた。あいにく俺は裸眼のハズなんだが。


 事の起こりは作った白輝銅の用途だ。とりあえずコブラゴーレムの外装にするかバックラーを被覆するか考えて、ふともう一つ白輝銅を持っていたことを思い出した。

 試検段階で作成した米粒大の白輝銅だ。

 混ぜて使ってもいいが、何となく試作品は別で使いたい。

 かと言って流石に米粒大のサイズで実用的な用途など思いつかなかったが、実用的でないならば別だ。

 その一つ、納品箱に流す。今までも作った試作品やお遊びの品は流してきた。返礼品も使い道が無くて死蔵しているものもそこそこあるが、スキル:怪力のスキルオーブや魔法の杖の木の苗など有用だったものもある。

 ただ米粒を流すだけでは芸がないので、実用を投げ捨てた米粒サイズの全身鎧を成形機で仕立てて納品箱に放り込んだ。利用も実用も出来ないが、もしダンジョンが重装ゴブリンなどでそうしたようにパクってドロップ品に流用してきたら鋳潰して素材に出来るという思惑もある。所詮米粒サイズだが。

 そんな消極的な思惑の中、コトリと軽い音が納品箱から鳴り響き、取り出してみた結果が赤色のスキルオーブだった。


 取り合えずオーブの中身を吸収し、胸中に出来た増設弁を開放して魔力を流し込んで見た所、眼前に映ったのがこの光景である。


「あぁうん。これな。オリハルコンって言うらしい」

「おりはるこん」

「スキル:鑑定さんがそう仰ってる」

「かんていさん」

「すまん。鑑定先生だ」


 ステータスを見てもスキル欄に鑑定という文字が追記されている。手を見ても、霊体のアウレーネを見ても何も映らないがスキル:鑑定の弁を開放して素材を注視しようとすると、その物に付随して情報が立ち上がるようになった。


 いやこれは……、うん、いや。微妙だな。

 ぶっちゃけて俺にはアウレーネがいたから今までも素材評価にはあまり困っていなかった。解析精度も魔力不透はおそらく魔力を通さないという特徴だからともかく構造強化は知らなかったとはいえ、緑色魔力の自己組織化斥力性質を考えれば察することも出来る。ついでに言えば魔力不透と判定しても自分の魔力は例外という緑色魔力の特徴を抑えていないから結局自分での検証作業は大切だ。

 あと追加で多少検証してみた結果、生体の鑑定がダメだったのに加えてもう一つ、レベルが識別できなかったのが致命的だった。スキル:鑑定ではどうやってもとこしえの若桜や通信石などにレベルが表示されなかったのだ。アウレーネに聞いても素材中のレベルの存在は感覚的なモノらしいから何が違うのかは一概に言えないが、識別できない要素を識別できるのは大きいだろう。

 まあとは言え、視界内に収めて注視するだけで物の情報を取得できるのは大きい。

 手製白輝銅……改め鑑定ポンコツ先生曰く変質オリハルコンの返礼品は役立つようで役立たない少し役に立つポジションとして俺の胸中に収まった。




   *   *   *




 翌日の午後、俺たちは再び第4階層に降り立った。

 昨日は準備に費やしたからな。あと鑑定のスキル検証もか。

 今いる崖の岸壁を軽く空偵してまだ飛びトカゲがリポップしていない事を確認すると、前回同様マジッククレイハンド改で動力ロープを作り出して降りていく。すぐに渓流が見えるところまで降りて来れた。なんだかんだ飛びトカゲの巣穴駆除も時間を食っていたんだな。

 渓谷下層付近の家主不在の窪みの中にあった鉱石柱も右手を成形して作った変質オリハルコンハンマーで叩いてみたものの、家主同様リポップしていないのか音沙汰なしだった。


 昨日の準備によってもう一つ増えた白輝銅改め変質オリハルコンは加えてもう一種類、桜灰魔力置換によって俺由来の魔力と置き換えた水銀とを混ぜ合わせて白輝銅水銀合金オリハルコンアマルガムを作って右手の籠手とした。両種ともに俺の魔力由来のおかげか、継ぎ目のないのっぺりとした形状の割りに手首手指などの可動部に応じて変形する事でムリなく動き、先ほどのように念じれば、簡単でかつ素材量の範囲内でならば小さいハンマーなどへの変形も出来る。その上一応籠手型に形成して氷の剣や魔粘土塊を叩きつけても変形しないという頑丈さも持ち合わせた便利で信頼のできる一品に仕上がったと思う。

 ……見た目がなんか輝きを増した銀白色のぬるりとした人間の腕でどこぞの流体金属機械人間的な不気味さはあるけれど。もう少しデザインセンスが欲しいな。


 岸壁に出来た岩棚には幾つか巣穴壁を挟んでルートがあったが、大別して2種類、前回鉱石柱巡りで回った似たような高度をうろうろしながらぐるりと回る道とさらに下へ降りて渓流間近まで降りる道とがある。

 今回は渓流間近まで降りる道の、その内渓流の上流側へと遡上する方向へ降るルートを選んでいつものように空撮ドローンで遠隔から軽く確認しつつ、飛びトカゲを排除しつつ降りていった。


―――……。


 それに真っ先に反応し、対処できたのはやはりアウレーネだった。

 急流と飛沫を立てて下方の段差へと流れ落ちる棚田のような滝、それからその下に猫の額ながらも深みを見せる滝の淵―――。

 渓流の中から飛沫を立てて飛んできた何かはアウレーネの実体化したヤドリギに阻まれて勢いを失い、ついで防いだ銀白籠手に当たって鈍い音を立てて砕けた。


「きをつけて」

「助かったレーネ」


 ぼたりと飛んできた不審物が落ちたので見てみればそこには頭がひしゃげた細長い魚が、白い光の泡を吐き出しつつ消えていく所だった。


「新手だな」

「水の中。ぼやけてるけどけっこういる、かも」


 アウレーネいわく、渓流の中そこかしこに弱い反応がうろついているらしい。第3階層でいうならば階段を降りて敵の顔ぶれが変わったようなモノだな。渓流を眺めながら急に飛び込んでくる飛矢トラップみたいな敵を相手にするのがこの階か。やった事はないが死んで覚える前提の高難易度ゲームにそういう敵がいたような気がする。

 後方視覚外から飛んでくるダツみたいな魚、仮称矢魚はアウレーネに警戒を任せ、適宜バックラーや銀白籠手で叩き落してドロップを回収しながら少し歩くと、大きく窪んだ少し広めの岩棚に出た。

 見上げた先で爬虫類の目と目が合い、飛びトカゲが勢いをつけて飛び込んできた。

 咄嗟にバックラーで薙ぐものの、皮膜を操り上手に鉤爪を避けて盾面に足をついてそのまま一瞬のうちに離脱していく。


「あいつマジメに戦うと結構強いんだな」

「にげあし早いねー」


 横合いから2匹目が来たので今度はマジッククレイハンド改を下に落としつつギリギリまで引き付けて銀白籠手の指先を尖らせ貫手を差し出すと頤から後頭へと抜けて光の泡になって消えていく。

 離脱した1匹の再襲撃は腰に差した木の柄でタイミングを合わせて氷の杭を形成して串刺しにした。

 ドロップは魔石と皮膜。魔力は12と若干増えていたものの上の層と変わらなかった。

 上層ではトラップとして出待ちしているし、おそらくそこまで都合のいい岩棚がないから滑空時間が長引いたり上手く滑空出来なかったのだろうが、こう、都合のいい少し広い岩に囲まれた場所があると飛びトカゲたちは三次元機動を繰り出して襲ってくる厄介な敵に変貌するようだ。2匹程度ならアウレーネと合わせて対処できるだろうが数が増えたら難しそうだな。対策を考えておく必要がありそうだ。

 マジッククレイハンド改で即席の足場を作り、それぞれの巣穴をのぞき込むと宝箱と鉱石柱が見つかった。宝箱から何か白紙のノートのようなものを、鉱石柱を銀白籠手を変形させたハンマーで殴って流体金属、水銀を回収する。水銀はこれから銀白籠手の厚みを増したり覆う面積を増やしていくならあって困る事はないし、そもそも用途数多だ。

 白紙のノートはスキル:鑑定とアウレーネの解析の結果こんなものだった。


名称:グリモワール

魔力濃度:15

魔力特徴:記述した魔法を発動させる


 ポンコツ先生の仰る魔法記述とはアウレーネの見立てでは発火原石のような魔力構造体をページごとに封入すればいいらしい。一定の魔力構造体を取り込ませると勝手に動き出して何かを形成しようとするようだ。魔法文字とかそんな雰囲気の何かだろうか。

 とはいえ魔力濃度が心許ないのでまずは柿渋で染めて魔力置換が効くかどうかだな。帰ったら色々検証してみよう。


 マジッククレイ改やら魔法やらをテンポよく使ったので魔養ドリンクで小休憩を取る。

 そういえば、魔力置換アシ成形不透ボトル……長いなアシ不透ボトルでいいか。これは存外便利な性能をしているようだった。

 まず濃縮した魔法回復薬は今のところ品質を保っている。自身の魔力は不透というわけではないのに何故かと思い調べてみたが、どうやら俺が両方とも製作した結果、自己組織化がいい方向に働いていたようで、魔力回復薬の魔力を自己の魔力と識別してボトル内に保持する働きがあったようだ。

 おそらく斥力で遊離魔力を排斥する訳でもなく、自己組織として魔力を保持し、ボトルの材質自身に魔力回復薬の魔力が満たされるため、結果としてそれ以上の魔力濃度の劣化が抑えられるのだろう。

 アウレーネがまだ残っていると言って差し出した魔力回復薬のボトルの内部や果ては表面まで根っこで頻りに摩っていたしこの推測は割といい線行っていると思う。アウレーネは助かるけどちょっと必死過ぎる。

 どんな魔力濃度差まで濃縮を保持できるかはまだ検証していないが少なくとも今実用する分には問題ない。気兼ねなくいざという時の魔力回復薬を探索に持ち込めるのは有難かった。

 これで常用品として保管していた低品質魔力回復薬も見切りをつけて納品箱に放り込めるだろう。魔力回復薬を納品した時は怪力のスキルオーブを貰ったのだったか。期待し過ぎても裏切られるが不要な高機能品なら返礼がショボくても惜しくはない。これも帰ったら消耗品在庫の一斉処分をしておこう。

 心の隅にそう書き留めて探索を再開する。


 細道の合間に仕掛けてくる矢魚をあしらったあと、渓流の上流は浸食して崩し込んだような洞窟の中から伸びて来ていた。洞窟の中は所々穴が開いているようで流水に反射された光が洞内全体をさざめくように照らしている。

 その一方でかつては棚田のような滝を作っていたのだろうと思わせるような背の高い段差を登って行けば洞窟の上を行くことも出来そうだ。

 どちらを進むかしばし思考を巡らせた後、今回は洞窟の中を行く事にした。


「さむいー」

「そら仕方ない」

「おさけー」

「お前それが言いたいだけだろ」


 多少は反響する崩落洞窟の中を軽口叩いて歩くとアウレーネが後方に敵意を察知した。

 後背から飛び込んできた3尾の矢魚は先ほどからアウレーネが寒いと嘯いている原因、周囲に張り巡らせた細氷を高速で公転させた細氷嵐に巻き込まれて勢いを落としながらあちこちに血しぶきを上げる。

 勢いを失えばあとはアウレーネが実体化させたヤドリギでも捕獲できる。それぞれを吸収のヤドリギで吸い取って貰った結果、凡その能力がつかめた。


名称:矢魚

レベル:10

魔法力:低い

攻撃力:ふつう

耐久力:低い

反応力:高め

機動力:高い

直感力:低い


特性:なし


 すぐに死ぬせいかこれ(細氷嵐)でもやり過ぎなのかは分からないが正確な数値まで探るならもう少し数が欲しいと言われたが大体こんな傾向をしているらしい。機動力特化だな。ドロップ素材である矢尻のような口吻、ポンコツ先生曰く硬い矢吻も解析してみると遠投とかいう謎の特徴をしていた。矢魚はアレ投げられているのだろうか。

 そうしてヤドリギで吸い殺している間にも川向こうをアーチで挟んだ岩棚の窪みから接近してきた緑色の影が同じように細氷嵐に当たって地面に這いつくばった。


「追加で頼む」

「いそがしい」


名称:飛びトカゲ

レベル:13

魔法力:11

攻撃力:32

耐久力:10

反応力:31

機動力:58

直感力:9


特性:なし


 こちらはそれなりに頑丈だったようできちんと定量出来たようだ。やはり全体的に機動力を主力とし、反応力と攻撃力でそれらをサポートしたステータスになっているようだ。

 第3階層のボスやら敵編成やらが割と力押しの攻撃力の魔力変質で来たことを考えると第4階層は機動力の魔力変質という事だろうか。勝手に妄想していざボス戦という時に全然的外れとはしごを外されても困るが、心の片隅に止めておいた方がいいだろう。

 飛びトカゲのドロップは柔軟な皮膜だった。魔力特徴の空握とやらはアウレーネの解析によれば魔力を込めると多く掴めるという事だったので最初は沢山物が入るマジックバッグの素材かと期待したがまるで違った素材だ。鑑定ポンコツ先生が空握と名付けたのだから恐らく魔力的に気体を掴んで物理的以上の滑空力を備えてることが出来るとかそういうのだろう。


 そのままアーチを渡ると出遅れた3匹の飛びトカゲが飛来する。敵が機動力で圧してくるとなるとこちらもある程度機動力を上げておいた方がいいだろう。細氷は背後の急流沿いに這わせて矢魚の不意打ちを防ぎ、3匹は緑色魔力を纏って脳筋で処理する事にする。スキル:怪力は魔力を流すだけで使えるから便利だけど魔法鍛錬にならないから封印だな。

 手に持っていたマジッククレイハンド改はその場に置き、バックラーと銀白籠手で先頭2匹をいなしつつ、頭を下げる。下げた頭の代わりに実体化したヤドリギに突っ込んだ飛びトカゲは離脱した先頭2匹と違って背後に落ちたので、素早く腰を捻って一回転。手にした木の柄から伸びる氷の刃が着地失敗して頭からいった飛びトカゲの下半身を分断するのを尻目に横に跳ねて、目算が狂って口がまだ開き切っていない2撃目の飛びトカゲに銀白籠手の甲を叩き込む。

 もんどりうって落ちるトカゲをそのままに先ほどいた場所に飛び降りて3撃目を繰り出そうと体を撓ませたトカゲに氷の剣を突き入れて串刺しにし、緑色魔力を足の裏に集めて鋭く踏み込めば、斥力が倒れて腹を見せたトカゲの背骨をスクラップにする音が響く。斥力魔力のおかげか実際に踏むわけでも踏んだ感触がするわけでもないのはメンタルに優しいな。これからも多用しよう。

 機動力を鍛えたかった割にはあまり動かない脳筋的な戦闘だったがまあいいか。次に活かそう。敵の攻撃をいなすのではなく回避する方向の方がいいだろうか。


 ドロップを回収して巣穴を覗くと鉱石柱が3本。渓流沿いは鉱石柱率が高いのがいいな。降りるのは面倒だが採掘マラソンは最下層の渓流沿いでやる方が良かったか。

 サクッと銀白籠手をハンマーに変えて3連打。魔力15の金と鉄と雷撃原石、ポンコツ先生的には発雷鉱石と命名されたようだが、そんなのが落ちた。前回の下層域……多分これも本来は中層域と命名した方が良かったのだろうがまあいい、下層域では発火鉱石しか落ちなかったのでドロップ内容的にも最下層の渓流沿いの方が良かっただろう。次に向けて改善だな。


―――……。


「あー、これはボス戦ですねぇ……」

「きれー……」


 所々崩落して光を取り込む地下渓流に沿って進んだり横穴を抜けたりトカゲや矢魚をあしらったり宝箱を回収した先に、急流は二段の小さな滝を経て、眩しく照らす泉へと続いていた。

 ここまでのハイライトは宝箱に入っていたポンコツ先生いわく回癒の白金腕輪だろうか。回癒の能力が付与された紺色の小さな魔石が嵌っていたのもそうだが、白金の特徴自体も面白いものだった。分解して問題が無ければ別々で調べてみたい。

 それはそうと、怪しい立地だ。見える範囲ではそそり立つ崖に囲まれた広いくぼ地の中に湧く泉はその囲まれた広いくぼ地という立地に激しく嫌な予感がする。

 広間を見たらボス戦と思え。ゲーマー的にもこれまでの経験則的にもそう的外れではないだろう。


「レーネ。軽く索敵撃って貰っていいか」

「ふやさない?」

「単発でいい」


 アウレーネに頼んで白い半透明の種弾を用意して貰う。同時に滝の脇に出来た段差の際に移動していつでも身を隠せるように準備した。

 種弾が洞窟の外へと向かって放られて―――。


「グォオオオッ!!」


 低い咆哮と同時に洞窟の出口を出て少し行った所で種弾は巨大な火球の直撃を受けて一瞬で霧散した。

 ついで火球が地面で爆ぜて屈んだ段差の上を火の粉が飛び散る。


 第4階層のボスは火球を吐き出す推定ドラゴンのようだ。

 当然俺たちはしっぽを巻いて逃げ帰った。

拙作をお読みいただきありがとうございます。

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