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異世界転生・転移の文芸・SF・その他関係

お伽噺 異世界転生勇者

作者: よぎそーと

 昔むかし、ある所に勇者が誕生しました。

 勇者は子供の頃から人並み外れた力を持ってました。

 人並み外れた智慧を持ってました。

 その大きな力で、生まれた村で働いてました。

 優れた勇者が働く事で、村はたいそう豊かになりました。



 そんな勇者は大人になると、魔王を倒しに出かけました。

 世界に魔王がいて、魔王が作った地下迷宮と怪物が溢れていた頃です。

 そんな世界に勇者は心を痛めてました。



 旅だった勇者は近くにあった地下迷宮に乗り込みました。

 そして、たった一人で迷宮を壊してしまったのです。

 これには誰もが驚きました。



 しかし、勇者は言いました。

「俺一人では無理だ」

 地下迷宮を一人で壊したのにです。

「ここは壊せたが、他の地下迷宮はもっと大きく、強い怪物がいるという。

 一人でそれらを破壊するのは無理だ」



 だから勇者は求めました。

 共に旅する仲間を。

 しかし、名乗り出る者はいません。

 勇者の強すぎる力についていける者がいなかったからです。



 多くの者が尻込みします。

 しかし、そんな中で一人、また一人とついていく者があらわれました。



 その多くは、決して強いわけではありません。

 むしろ、迷宮に挑んでいた者達の中では弱い者が多かったのです。

 そんな彼らは、

「俺でもいいなら」

と勇者についていきました。



「俺みたいな弱いのでもいいか?」

「ありがとう、一緒に来てくれて」

 共に歩んでくれる者に、勇者はありがとうと言いました。

 こうして勇者の仲間になった者達が、英雄と呼ばれる者達になっていきます。



 そんな後の英雄達と共に勇者は迷宮を壊し続けていきます。

 最初は弱かった英雄達も、共に迷宮に挑む事でどんどん強くなっていきます。

 やがて勇者に並び立つほどの強者になっていきます。



 強者となった仲間のおかげで、勇者はもっと大きくて、もっと強い怪物が出る迷宮を壊せるようになりました。

 世界から迷宮が一つ、また一つと消えていきます。

 それは魔王の領地を大きく削っていく事にもなります。

 魔王の居場所が減って、人が平和に暮らせる場所が増えていきます。



 魔王はこの勇者を倒すために、より強い怪物を送り出します。

 しかし、勇者と英雄達は強い怪物を撃退し続けていきます。

 とてつもなく強い勇者には、強い怪物も歯が立ちません。



 そして勇者はついに魔王と対決します。

 世界でもっとも広大で、もっとも強力な怪物がいる地下迷宮。

 そこに勇者達は乗り込んでいきました。



 戦いは長きにわたります。

 広い広い迷宮は、奥までいくだけでも何年もかかります。

 行く手を阻む怪物たちもいます。

 魔王のところに辿り着くのに10年の年月がかかりました。



 そして、魔王との戦いです。

 魔王はとても強く、勇者でも簡単には倒せません。

 しかし、それでも戦い続けます。

 その戦いは一か月にも及びました。



 その戦いの果てに、勇者は魔王を倒しました。

 そうすると、魔王の地下迷宮が崩れ始めました。

 世界で最後に残った地下迷宮です。

 そこから抜け出し、勇者達は帰ってきます。

 勇者達が取り戻した平和な世界にです。



 こうして魔王と地下迷宮は世界から消えました。

 人々は平和になった世界で、豊かな生活を取り戻していきます。



 そんな平和な世界で、勇者はまた活躍していきます。

 今度は様々な道具や機械を作り出していったのです。



「記憶があるから」

 勇者はそういって便利な機械を作り出していきます。

「生まれる前の世界では、こういうのがあったんだ」

 そう話す勇者は、別の世界、異世界から転生してきたといいます。

 もの凄く強い力を持ってるのもその為だろうと言います。



「この世界をもっと豊かにしたい」

 前の世界の記憶にあるものを作り出す。

 そうして勇者は様々な道具や機械を作り出していきました。

 おかげで世界はとても豊かになりました。

 魔王を倒した勇者は、世界を発展させた偉人になったのです。



 こうして世界はとても平和で豊かになりました。

 めでたし、めでたし。

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あと、異世界転生・異世界転移のランキングはこちら

知らない人もいるかも知れないので↓


https://yomou.syosetu.com/rank/isekaitop/

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