表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔な小悪魔ネネの転生者にアレコレしてもう恋しちゃったじゃん  作者: 十矢


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/135

買いもの(魔列車編)

 洗いたての髪をある程度乾かしたあと、

 脱衣室からでると、ヒイロとアマツキが少し険悪そうだった。


 暑くなった身体を冷まそうと、飲みものを取りにいくと、どうにもヒイロが怒っているような困惑しているような。

 冷たいミックス果実ジュースをひと口ふた口飲んだあと、コップを置くと、ミレイはなんだかいつも通りだった。


「ミレイ、ヒイロ怒ってるの」

「ふふ」

「怒ってないわ」

「怒ってないみたいだわ」


 そう言うものの、アマツキはなんだかあきれているような表情で、わたしがシャワー中になにがあったのだろう。


「アマツキは、なにか飲む?」

「いい、ていうか、メディのところにいきたいのだけど」

「いってくれば」


 ヒイロは、やはり様子がなにか違うような気がするものの、アマツキは「じゃ」とそっけなく部屋をでていく。


「いってらっしゃい」


 パタンと、扉が閉じたあと、ヒイロはキッチンに置いてあるコップをつかみ、魔力のこもった水を入れてゴクゴク飲んでいる。



「あのぉ、スズネ、これなに」

「なんでもないみたいな?」

「ほうっておきなさいよ」


 う〜ん、なにがあった。

 とりあえず、髪をもう少し乾かそうと、ベットに座り、タオルでなでていると、

 隣にヒイロがきて、ふぅ、とため息をついている。


 これって聴けばいいのかな。


 それとも、聴かないのがルールかな。


 こういうとき、アヤネがうらやましくなる。

 まるで、気にしてない風を装い、教会の子どもたちに接するように、どうした〜って、聴けそうだから。

 とりあえず、思考を切り替えて、

 ヒイロの頭をなでてあげながら、違うことを聴く。


「魔列車にのる前に、少しみてまわりたいのだけど、みておきたい場所ある」



 ミレイとスズネとは、深夜寝る前まで、いくつか場所やどう行動するか、話しあっていた。

 メディには連絡してあって、アクセサリーか、靴がほしいらしい。


 買ってあげたい。


 アマツキはいないため、ヒイロに聴いてみる。


「買いたいもの、とくにない」

「ふ〜ん、そうなの」


 だけど、言葉とは反対に、なにかほしいものはありそうだ。

 ホンの少しだけ、わたしは、話しを替えてみる。


「なにか、必要なものはないの? これから、旅になるしもしかしたら、ショップとか、街中にないかも」


 ヒイロは羽を少し動かしながら、

 なにか言いたそうな感じだ。


「う〜ん」

「ミレイもわたしもほしいもの探しにでちゃうから、いまのうちに考えておいていいわよ」


 すると、ヒイロは小さな声でつぶやく。


「アマツキとあとメディのでね」

「うん」

「少し、みてくるかも」

「うん、わかった!」



 そのあと、交代で着替えや荷物をまとめていると、ヒイロは自分のも持ってくる、と言って部屋にとりにいった。

 ヒイロが、扉をあけて廊下にでたあとで、スズネが近づいてきて、隣に座る。


「荷物はいいの」

「おおかた、おわりましたね」

「そう」

「ヒイロ、というよりアマツキかな」

「アマツキが、どうかした」

「たぶん、女の直感および観察なんすけどね」

「直感なんてあてにするのね」

「わたしたちに気をつかってるのかも」


 わたしは、それが言葉の意味合いがうまくつかめない。


「遠慮してるの」

「ミレイせんぱいは、どう思います?」


 ミレイは、もう自分の荷物はまとまり、キッチンの片付けと、なにか端末操作を同時にしている。


「そうね、前より態度はっきりしてるし、遠慮っていうより、成長かも」

「男の子ですねぇ」

「そうねぇ」


 ミレイとスズネが、なぜだか、しみじみしているため、話題がよくわからない。


「うん? アマツキが、成長すると、ヒイロが怒るわけなの?」


 こういうと、スズネは少し不思議な表情をみせたあと、悪魔ノートになにか描きはじめた。

 あんまり、上手とはいえないけれど、内容はなかなかにおもしろい。


「こういう感じ」

「はぁ、つまりスズネの観方だと、アマツキが男の子っぽく態度がなってるのが、ヒイロにはなんだか、置いてかれてるような、急な態度が好かない感じなのね」

「ミレイせんぱいが急にツンツンして、クール系毒舌になったら、ネネせんぱいは、やっぱり動転しませんか」

「あら、わかりやすいわね」

「ミレイがそうなったら、嬉しい変化ではあるけど、とりあえずトロピカルガンで撃ってみるわね」

「なぜに!?」

「ニセモノかもしれないじゃない? とりあえず一度は、攻撃してみてからでもおそくないわね」

「そんなネネ好き」


 ミレイがまた異様なにやついた顔をしているため、嫌な予感しかしないが、

 とりあえず、ヒイロの様子は少しだけわかった。

 そう話しているうちに、

 ヒイロが戻ってきて、あまり時間がかからないうちに、アマツキが部屋にきた。


「メディは、なんか連絡してたから、置いてきた」

「ふふ、それいいわね」


 そういいながらも、ミレイも作業の途中で、連絡を確認していたらしい。

 クイーンの秘書から連絡がきたりしているのだろう。

 ホンの少しだけ、会話をしていたあと、メディが入ってきたため、ここの部屋をでることにした。

 でるときに、部屋を振り返ると、

 ヒイロとアマツキが頭を下げるため、同じように部屋にあいさつをする。


 なんだか、いいなぁ、と想う。


 ヒイロとアマツキのように、わたしも子どものころから、メディの成長やそうした細かいホンの些細な時間を、もっと観てみたかった。


 "メディの時間戻らないかな"


 それか若返って、小さいころのメディの隣にいきたいな。

 そう考えていると、成長期に一緒なミレイもついてくるのよね、と考えて、

 少しだけ笑ってしまう。



 メディの悪魔生命の時間が戻るならミレイも当然そこにいそうなのが、恐いようななんか複雑。


「わすれものはない?」

「うん、ここけっこうよかったね」

「またこよっか」

「そのときは、想い出話ししたいな」


 そのときは、じゃなくて、

 そのときも、メディやスズネたちと、

 一緒にいられるといいなぁ、

 と、そんな風に部屋をみながら、ふと想っていた。




 街中にでて駅前を視察組と、買いもの楽しみたい組にグループがわかれてしまい、二手にて行動することになった。

 組わけで、瞬間的に揉めそうになったけれど、それはメディが、自分のことを優先しないことが原因だ。

 メディはここ最近、みんなのことを考え過ぎていて、あなたのことは考えていないよね、と厳しく言ってやりたくなる。

 でも、言ってみてその反動はわたしに返ってきそうで、止めにした。


 代わりにアマツキが、正直だ。


「メディ、買いものいこ」

「わかったよ。視察してから、しっかりいくよ」

「ついてくからね」

「わかった」


 ネネも、メディについていきたいのはあるけど、そうすると、結果みんなで駅にいって、みんなで買いものにいって、また駅にいってとなんだか、団体移動になってしまう。

 それでも、いいよと言ってみたのだけど、

 メディは、アマツキといくことに決めたようだ。

 まぁ、アマツキがいってくれれば、その場で仕事を始めることは、なさそうだろう。


 お願いします、アマツキって気持ちだ。


「じゃ、様子わかったら、連絡してね」

「集まるところ、決まったらそちらに向かうよ」

「急がなくていいからね」



 ヒイロと、ミレイ、スズネとホテルから離れていき、ショップが並んでいるエリアに飛んで移動していく。

 ヒイロは、考えごとをしているのだろうか。

 ときどきふらふら飛んでいる。


「ここの辺かしらね」


 ミレイが、少し広めの交差点近くの脇に降りていくと、途端にざわざわしている感じになる。

 にぎやかだけれど、どこか普段過ごしている街とは、造りが違うため、新鮮だ。

 仕事の用で、数回きただけのところかもしれない。


「ふぅ、悪魔おおいね」

「駅のある街だから、往来があるんじゃない」

「まずは、どこ見るの?」


 四悪魔いるため、一度バラけてもいいのだけど、ヒイロの見たいものも気になるため、聴いてみる。


「ネネの好きな場所でいいわよ」

「ミレイの場所は、時間かかるわね」


 よくわかってる、というようにミレイは頷いている。

 スズネの探しているものは、少し特殊でいくつか回ってみないと見つからないかもしれない。


「じゃ、わたしの探しものからかな」

「途中で分かれてもいい」


 ヒイロが聴いてくる。


「えぇ、平気よ」


 交差点の名前をみると "十三街区" になっている。

 ここが目印になりそうだ。


 広い通り沿いに、少しゆっくりと歩いていく。

 レストランがあり、小さめな花屋があり、

 なんだかよくわからない古いお店や、おみやげもの屋があったりする。

 ときどき、 "古本中古本" とあったりすると、スズネがチラッとみている。

 しばらく、先まで歩いていくと、ようやくお店がみつかった。

 以前、クラフトの材料を探してみたときに、足りなかった品物がいくつかあり、

 部屋でもまだ揃わなかったのがあるかもしれない。


「ここよ」


 宝石鉱石、魔力付加装置

 入っていくと、ショーケースや棚にいくつもの石や材料となるもの、小ビンが並んでいる。


「いろんな種類あるのね」

「空のビンもほしいのよね」

「わぁ、きれい」


 奥の小さいカウンターの店主は、入ってきた悪魔や天使には、あまり興味なさそうに、雑誌を片手に読んでいる。


「いらっしゃいませ、お好きにどうぞ」


 あまり、入ってくるお客様が少ないのだろうか。

 一周店内をまわり、そのあといくつかの欠片と鉱石、小ビンを手にとっていると、

 ヒイロはいくつかの結晶をみていた。


「なにかあった」

「ううん、でもキレイだし、なんだか集めてみたくなるね」

「わたしのケースのなかには、使いおわったのや欠片にまでなって、収めたものがたくさんよ」

「わぁ、そうなんだ」


 お会計にいく前に、

 手に持っているのを確認していると、店主がこちらをみていた。


「あなた、なにか創るのかい?」

「えぇ、スキルがありますし、少し細かいのでも、自分で創ってみるの楽しいんですよね」

「へぇ、そう」


 すると、一度カウンターの奥の部屋に向かい、何かを手に戻ってくる。


「あの」

「これ、どうかな?」


 手に持っているのは、手のひらにのる少し大きい水の魔結晶で、形が保っていることからも良いものだ。

 わたしの胸元にある宝石もなんだか反応している気がする。


「すごい、いいですね」

「以前に、ここに立ち寄った(たび)者が置いていったんだけど、どうにもここに置いておくだけじゃ、寂しい気がしてね」


 たしかに良いもので、中も透明度があって魔力が満ちているのがわかる。

 水や氷の結晶は扱いが難しく、加工が大変だと言われている。

 持っていきたくなるものの、探しているものとは違っているため、とりあえずいま持っているものをお会計する。


「こちらへ」


 カウンターにある魔力装置に手を触れると、魔力でお会計する。

 ヒイロとスズネも隣でのぞきこむも、色のキレイさだろうか、あまりしゃべらない。


「う〜ん、これお高いでしょう。水や氷だと、もっと専門の加工のかたを探してみるのもいいのかもですけど」

「いいよ。持っていきなさい」

「え、でも」

「なにか、不満かい」

「いいえ、貴重品なのに、なぜ?」

「ふむ」


 店主は、考えこむと、入口のだれも来ていないほうをみる。


「これを置いていった旅者がいうには、魔力に換えても壊してもいいけれど、もしかしたら、これを元に返す者が現れるかもしれない。そのときは、遠慮しないでほしいと」

「もとに」

「そうだね。そう、不思議だろう。でも、わたしは、自然を相手にしているからね。信じたんだよ」

「そう」


 ネネの手にそれが渡されると、それは、少しだけなかの者が反応したような気がした。

 気の所為かもしれない。


「きみの旅の行く末で自然の魔力がいい風をはこびますよう」

「ありがとうございます」



 ミレイが、やさしく包みをだしてくれるため、それにくるんで、持っていくことにする。

 もう一度お礼をしたあとで、お店の外にでるときに、手をふった。

 ヒイロが、閉まったお店の扉をみながら、ぽつりと言う。


「ネネって影響あるのかしら」

「どうして」

「ほら、わたしもアマツキも、ネネに見つけてもらった感じだから」


 わたしは、少しだけ考えたあとで、首をふる。


「ううん、わたしはなにも。頼まれごとはよくするわね」

「ネネは、いい意味で自然にそういうことができるから、いいわね」

「ヒイロだって、アマツキのことみつけたじゃない」

「わたしは」


 ヒイロは、あいまいに返事をする。


「ヒイロ、どうしたの」

「わたしは、寂しかっただけなのかな」

「急にどうしたの?」

「アマツキが、なぜだか少し冷たいの」


 買った荷物を提げて、次のショップに向かいながら、ヒイロが話す。



「それは、男の子だから」


 スズネがヒイロをのぞきこむようにしながら、隣を歩く。


「男の子って、やさしかったり冷たかったりするの」

「う、う〜ん? アマツキは、やさしいと思うけど、でも、考えたりなにか発見するたびに、態度にでちゃうんすよね」

「でも、態度にするくらいだから、わたしのことなにかあるんだよね」


 ヒイロが、まっすぐにスズネをみるものだから、スズネも少し真剣になっている。


「ほら、つくわよ」


 ミレイがスズネをつつくと、次のショップの前にきていた。

 次のは、ミレイのみたいショップだ。

 音楽系のでも、少し変わっている見た目だ。


 ライブハウスにも似ているものの、外側がそうみえるだけかもしれない。


「ミレイせんぱいは、なにか買うんすか」

「う〜ん、あるかしら」


 ミレイが先に入っていき、ついていくと、すぐににぎやかな音があふれている。

 壁には楽器やスピーカーが置かれていて、

 真ん中にはガラスショーケースに、いくつかの楽器につかうのだろう機械が並んでいる。

 奥には音楽の雑誌や新譜もあるようだ。


「ここにぎやかね」

「そうね」

「ヒイロは、ニガテ?」

「ううん。でも、なにを探せばいいのかな」


 ミレイが、先にどんどんいってしまうため、置いてかれてなにをみようか迷ってしまう。

 でも、店内の音に慣れてくると、

 独自のポーズをしたアイドルのポスターやバンドの告知、スマホでの配信の案内など、いろんな情報であふれていて、見るのが楽しくなってくる。


「スズネは、ライブとかいくの?」

「えと、だれか詳しい悪魔がいれば、ついてくけど、そんなにわたしは詳しくないっすね」


 店内には、いろんなケースや機械類があるため、動くのに戸惑っていると、

 ネネのスマホが振動しているようだ。

 側にいるスズネに対して伝えておく。


「あ、メディかも、ちょっと外いるね」

「はぁい」


 さきほど入ってきた場所まで戻って、外にでると、今度は音が静かになるため、着信にでてみる。


「あ、いまお店からでたよ」

「あぁ、買いもの中だよね」

「ううん、駅どう?」


 どうやら、駅前でかけてきたようだ。

 雑踏のざわざわした感じが耳に伝わる。

 アマツキもなにかしゃべっている。


「けっこうにぎわってるね。時間は平気そう。いまのところだけどね」

「そう、よかった」

「お昼前に先にのって、あとはついてからかな」

「そうね」


 アマツキの声が聴こえてくる。


「このあと買いものしてからいくね」

「はぁい」

「ヒイロは買いものしてる」

「ほしいもの、これから探すわ」

「みつかるといいね」

「ありがとう」


 メディもアマツキも、スマホごしの会話だと、どこかゆっくりで声も少し変わって聴こえてくる。

 それが、なんだか少し楽しくて、少し会話を続けたくなるも、なかなか話題がみつけられない。


「じゃ」

「ねぇ」

「なに?」


 会ってからでも、いいものの会話を足してしまう。


「さっきのお店で、水の結晶もらっちゃったわ。一緒に連れてくの」

「購入したんじゃなくて、もらったんだ」

「そう、なんだか変わった店主だった。旅者から受け取ったって」

「そう」


 あまり興味がなかっただろうか。


「ルルファイスが手記を残すのがわかるね」

「なぜ?」

「偶然を積み重ねた先に、なにが、あるかわからないから」

「んん。そうね」


 そのあと、少しだけ会話してスマホを閉じる。

 なんだか、少しすっきりして、お店に戻ることにする。

 店内では、ヒイロとスズネが、いくつかの展示楽器で演奏していた。

 演奏といってもいくつかの音を奏でるだけ。

 それでも、スズネがなんだか、かっこよくみえる。

 ミレイの姿がみえないようだけど、

 まだ悩んでいるのかもしれない。


「楽器弾けるのね」

「そんな、音だすだけですよ、ねヒイロ」

「そうそう、ね、スズネ」


 ヒイロとスズネが、楽器を通して通じたらしい。


「いいなぁ、わたしもなにかやろっかな」

「ネネせんぱいは、じゃセンターで」

「ボーカルかな」

「フリフリきてほしい」

「ダンスつきで」

「少しいつものより、ダーク形なで」

「まってまって、バンドなの? ダンスなの? ボーカルなの?」

「ネネせんぱいが、髪みだしながら、パッチリウインクして、ハート飛ばしたら悪魔界サイキョーのアイドルが完成しますね」

「スズネ、ハードルあげすぎ。それに飛ばすのはトロピカルガンだから、改造しないと」

「え、それいいなぁ、ハート飛ばせるんだ」


 ヤバい、ヒイロがなにか火がついたようだ。

 まさか、スズネとヒイロに魔力ガンをつくることになるのかしら。


「ミレイは、どこ」


 とりあえず話題を変える。


「お会計してる」

「あちら」


 カウンターに眼を向けると、

 カウンターにいる悪魔な女の子と、なにやら盛りあがっていて、キャーキャー言っている。

 ハイタッチして、ハグしてる。

 楽しそうなのは、いいのだけど、

 置いていこうかしら。

 たぶん放っておくと、何時間でも話してるのよね。

 以前ライブのときのミレイも普段みないハイテンションで、部屋もいろんなグッズがあることから、仕事やわたしと話すときにはない、アグレッシブなミレイなんだろう。

 声をかけようか迷うと、スズネとヒイロがこそこそと話している。

 本気でわたしとバンドを組もうか迷っているのではないかと、漠然と不安になる。

 なにか、練習したほうがいいのかしら。

 歌うのは好きだけどな、と考えていると、

 ミレイが手招きしていた。


「あ、気づいたのね」

「この悪魔すごいの」

「へぇ」

「ライブいくつもいってて、グッズたくさんだし、TシャツバンドTシャツなの、それに」

「うん、落ち着こうね」

「魔女隊も知ってて、どこかで遭遇してたんかも」

「そうね」

「はぁ、ここに仲間いたのね」



 ミレイが満足そうなため、そろそろいくことにする。

 結局探していたものは、わかったのかしら。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ