天使秘書たちに伝言
「メディは、どこいってたの?」
「ヒイロとアマツキに、端末の説明とかしたあと、カウンターとか、ルーツァノイアと話したりしてたよ」
まさか、ミレイと一緒にマッサージを受けてたりしない、とわかってはいたけど、いなくてホッとした。
でも、どこにいたのか、は気になっていたのだ。
「ヒイロとアマツキはどうしたのかな?」
「端末室で、説明したあとは、わかれたから、歩きまわってるかもね」
「城の変なところに、入りこんでないといいけど」
マッサージルームで、話していたところ、ルーツァノイアに連れられて、メディがきて、合流して話しをしている。
「あれ、ミレイ、顔つきスッキリした?」
「あ、わっかるぅ?」
「うん。なんか、顔がつるつるしてるし!」
「ふふっ。美悪魔にみがきをかけていたのよ。ここの天使マッサージエ○いわ。またこようかしら」
「ねぇミレイさ、前から聴きたかったのだけど、どこで、そんな手間かけられるの? 仕事いそがしいし、メディの秘書だと、寝る時間で、ギリギリくらいなんじゃないの」
「美容と悪魔に、手抜きなんてありえない。やるからには、トップを目指すのよ」
「ははっ。ミレイっぽいね」
「なによ。笑わないの」
それで、とルーツァノイアが、話しをすすめてくれる。
「ごめんなさい。クイーンは、やはり時間が空かないの」
「そっか」
「パイーリィアと、ルーツァノイアで、責任もって、クイーンに伝えるわ」
「わかった。先に、相談室にいきましょ。ヒイロとアマツキ探さなきゃ」
天使マッサージをしてくれた天使に、手をふってわかれたあと、廊下を歩いて相談室につくと、ヒイロとアマツキが、座ってゆっくりしていた。
でも、少し様子が変な気もする。
「探検してきた?」
「う、うん」
「端末は、うまく使えた?」
「うん」
ま、あまり深くは聞かないでおこう。
「それじゃ、パイーリィアと、ルーツァノイア。わたしたちからの伝えることがあるわ」
「ええ」
「悪魔のクイーンの意志として、伝えます。わたしたちは、長年争ってばかりいて、エネルギー体の回収だって、これまでは、非効率でもすべてわけていたわ。でも、もっと協力できるはず。
これは、悪魔異界にいるドラゴン、ファルティの意志とも重なります」
「はい」
「もし、天使にもその意志と行動があるのなら、悪魔ネネとミレイは、天使たちの協力者として、今後、手伝いができるかもしれません」
「わかりました」
ヒイロとアマツキが、
なに、ネネって何者なのって、
コソコソ話している。
アヤネも驚いているようだ。
ネネは、自身のデビルスマホをとりだして、連絡先交換をする。
続けてミレイ、メディも交換していく。
「それでは、天使クイーンにお伝えください」
「はい」
席から立ち上がり、ネネは悪魔の魅力満載の笑顔をみんなに向けた。
メディだけが、少し寂しそうな表情だ。
「いこっか」
「あ、アヤネ、少しいい?」
「あ、うん」
「アヤネ、外の公園のベンチにいるね?」
「はぁい」
アヤネをお城のなかに残して、外にでる。
まだ、日差しはあるため、公園のベンチで、待っていても平気そうだ。
「アマツキは、お城気にいった?」
「う〜ん、たしかに広いし、たくさん遊び場所ありそうだけど、ぼくは、もう少し外を観ていきたいな」
「そう。わかった」
「ヒイロ、よかったわね」
「な、なんで。アマツキが、観てくる場所は、ほかにもたくさんあるんだから」
「ううん。一緒にいられる時間が、まだたくさんあるね」
「一緒に、探してあげるって、言ったからね」
ヒイロは、ムニムニしながら、嬉しそうだ。
少し話しをしていると、アヤネが追いついてくる。
「おまたせ」
「もういいの」
「うん。少したずねられただけ」
「そっかぁ」
それで、とメディが聴く。
「天使の場所で、あと、どこにいこうか」
「あ、あと、もう一か所、みんなに見せたいの」
「アヤネは、まだ案内してくれるの?」
「そうよ。ちょっと準備するね」
アヤネは、転移陣の準備をしているようだ。
ヒイロとアマツキが、公園の広場で、寝転がったりしているなか、
ネネとミレイ、メディがベンチに座っている。
ミレイは、眠たそうだ。
マッサージの効果だろう。
「ミレイ、眠そうね」
「うん。ネネよりかかってもいい?」
「うん。いいわよ」
隣のネネに、ミレイがよりかかる。
「ねぇ、ネネ」
「なに?」
「スズネに伝えなきゃ」
「なにを」
「悪魔と天使の伝言」
「うん?」
「それに、アヤネのことも」
「そうね」
「ねぇ、メディ」
「どうした?」
「わたし、怖いの」
「えっ」
アヤネが、準備ができたと、呼んでいる。




