5話:結婚式とハワイ旅行
「この辺は、昔から家同士の結束が強くて高科孝明君の悪い噂は聞いたことはないと言ってくれた」「その後、うちの娘を宜しく頼むと言われ、御両親から、結婚の許可をいただいた」
「桂子さんが来年の6月に横浜ホテルニューグランドで結婚式しハワイ旅行を計画していると御両親に話した」
「その話を聞いて、高科孝明君は、心の中で聞いてないよと思いながら何も言えなかった」
「そして、彼女に、うまくやられたという感じがし、やがて1977年を迎えた」
「この年の正月に高科孝明と桂子さんが高尾の氷川神社に初詣でに行った」
「そこで、無事結婚式と新婚旅行ができますようにと願った」
「最後に株での成功もお願いしてきた」
「2月14日、バレンタインデーの日、ホテルニューグランドへ電話した」
「そして、1977年6月12日、日曜日、結婚式をしたいと予約を入れた」
「すると11時からの結婚式で12時からの披露宴で予約できますと言われお願いした」
「この年は、特に時の過ぎるのが早く感じられ暖かくなり桜が咲いて5月の連休が過ぎた」
「そして結婚式のリハーサルをしに八王子から横浜線で関内へ行った」
「1時間半かけホテルニューグランドへ到着。見たことがあったが中に入ったことはなかった」
「そこで桂子さんと2人でホテルの中を最初に見せていただけますかとウエディングの担当者に聞くともちろんですと答えてくれた」
「そして、最初に結婚式の会場、海の見える披露宴会場を見た」
「次ぎ前泊するホテルの部屋や、いくつもの素敵な部屋を見せてもらった」
「今日、予約していただくと昼食をサービスします」
「お庭の見えるレストランで、ゆっくりと食事を楽しんでいってくださいと言ってくれた」
「その後、素敵な赤い絨毯を敷いた広い階段や多くの場所を見て回った」
「その時の桂子さんの顔は、笑顔にあふれて、幸せいっぱいという感じだった」
「最後にジガーバー・シーガーディアンへ彼女を誘い、一緒にブランデーを飲んだ」
「ジガーバー・シーガーディアンに入ると何て素敵なのと彼女が思わず言った」
「結婚式の当日を迎えた。この日は、快晴の天気で2人の門出を祝福してるかのように思えた」
1977年6月11日、土曜の10時、八王子で待ち合わせ横浜線で東神奈川経由で桜木町へ。そこからタクシーで到着して昼食をホテルでとった。
「その後、山下公園を散策して、きれいなバラを眺め、14時にホテルにチェックイン」
「明日、結婚式の高科ですと言うと、おめでとうございますと言われた」
「その晩は、近くのマリンタワーで夜景を楽しみホテルに戻って来た」
そして、2人で、明日の打ち合わせをした。
「高科孝明と桂子さんも少し緊張していて、そそうのない様にやろうねと言った」
「その後、なかなか緊張して眠れなかった」
「こんな事もあろうかと、高科がウ自分の好きなウイスキーを持って来ていた」
「部屋の冷蔵庫の氷でオンザロックにして飲むと緊張がほぐれて夢のような一夜を過ごした」
「翌朝の朝食を食べてから少し山下公園から見える海を眺めてホテルに帰ってきた」
「1977年6月12日は、快晴で10時過ぎからドレスとタキシードを着はじめた」
「桂子さんの、お父さんも神妙な感じで着替えた」
「やがて11時になり洋式の結婚式が始まった」
「神父さんが型どおりの口上を語り結婚指輪の交換をした」
「続いて新婦の父と桂子さんがバージンロードを歩み始めた」
「その後、桂子さんは、新郎に代わり歩き続けて、最後にブーケトスをし結婚式が終了」
「次に披露宴会場に入り司会者が上座な口上で新郎新婦を会場に案内した」
「披露宴が始まると新郎新婦が各テーブルをまわり挨拶をして回った」
「その後、友人などがお祝いを述べ、余興が始まった」
「しばらくして、新郎新婦が、両親への感謝の言葉を述べ、やがて終了となった」
「新郎新婦は、直ぐ成田空港へ行き20時発のホノルル行きの飛行機でハワイへ飛び立った」
「そして、飛行機では、疲れから爆睡し起きるとホノルル空港に到着となった」
「JTBの新婚旅行ツアーとなっていてため到着すると大型バスに新婚さんばかりが乗り込んでホノルル市内観光をして回った」