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6 二度目の挑戦

 二度目のダンジョンへの挑戦……

 本当は萌音に危険なことなんやらせなくない、けどダンジョンを出る手段はこれしかないらしい……

 代われるものなら今すぐ代わってやりたい……


 辛いだろうな萌音……頑張れ!!


ーおおあなたは、また挑まれるのですねー


 この語り口はダンジョン最初に出会ったアイアンソードをくれた爺さんか。


ーホッホッホッ、元気な方だ無理せず進むとよいー


 案内役の爺さんに何を言ったんだ……

 この機能は情報としては役に立つけど、萌音の言葉がわからないのが不便だ……


ーこれお嬢さん、本当はこんなもの渡してはいけないんだが、可愛いお嬢さんに内緒でこれをやろうー


 すげえ、案内役がこっそりアイテムくれるなんて普通ないだろうに、ほんとに一体何を話したんだ萌音……


====================

名前:モネ

性別:女


職業:なし


装備

・アイアンソード

・アイアンシールド


スキル

なし


アイテム

・アイアンアーマー

====================

 

 おお! このタイミングでベストに良さそうなアイテム!

 装備は入り口に戻らないとできないからこれは戻ってきたら装備させてやろう。


 入り口に戻る方法ってやられる以外にないのか?


 やられるってことは、萌音は痛い思いをしてるんだよな……戻ってくるってことは痛い思いするってことだ……

 複雑だ……無事で帰ってきて欲しいのに、入り口に帰ってくるならやられないといけない……


 きっと今の装備でダンジョンクリアなんて虫の良い話はないだろうしなぁ。


ーモンスター[スライム]が現れたー


 そんなことしてる間にまたモンスターか。

 装備も変えたんだ、今度はどうだ?


 どうやってモンスターと戦っているのかがわからないのはきついな……

 戦闘状況が見れれば対策も立てられるんだけど。


 これも萌音から聞くしかないのか……

 仕方ないか……時間がかかるだろうけど、そうやって一個ずつ解決していくしかできないもんな。


ーモンスタを倒しましたー


「やった! 倒せた!」


 思わず声が出てしまった。

 すごいぞ萌音! 初のモンスター撃退だ!


 装備さえしっかりすれば、モンスターも倒すことができると……こりゃほんとにゲームの世界だな。


 まだ始まったばかりだけど、この調子で行けばクリアもできるのかもしれない!

 ちょっと希望が見えてきた!



 その後も何度かスライムが出てきたけど、難なく倒すことができた。

 このダンジョンにはスライムしか出てこないのか?


 もしかしてこのままゴール? それならラッキーだ!

 もういいからすんなり戻ってきてくれ〜



ーおや、あなたは?ー


 ん? 誰かと話をしてる、どうしたんだ?


ー僕はここで待ってる人がいるんですー


ーえっ、かれこれずっと待っているんですけど全然来ないんです、どうしたんだろうー


 なかなか話混んでるな……ゲーム的にいうイベントってやつか……

 そうだとするとこれはあれだ、待ってる人がいる場所であろうところに先回りしてみる必要がある流れだな。


ーえっ、あなたも一緒に待ってくれるんですか?ー


 ちがーーーーう!!

 そうじゃないぞ萌音!


 この場合一緒に待つんじゃなくて、探しにいくのが正解だ!


ー僕はここで待ってる人がいるんですー

ーえっ、あなたも一緒に待ってくれるんですか?ー


 ほら……なんか話がループしてるじゃないか……

 これは行かなきゃ話が進まないぞ。


 早く気付け萌音……


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