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いわゆる異世界に来ちゃったけど、ただのんびりしたいだけなんです  作者: 若松あお
1章 生活基盤を確認しよう
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まずは家の中



 とりあえずこれから生活していく家の中を改めて確認しようと思い、新しい我が家の扉を開いた。


 ちなみに今はお昼すぎっぽい感じである。というのも、周りの景色や太陽の角度からすると季節は春でお昼すぎという感じなのだが、時間の経過や季節などもこちらではわからないので、あくまで〝っぽい〟である。もしかしたら太陽が沈まない可能性だってあるのだ。


 そんなことはそのうちわかることなので、今は家だと改めて目を向ける。



「うわあ……」



 思わず感嘆の声が出てしまった。さっき映し出されていた通り、やはりセンスのいい室内にうっとりしてしまう。


 今日からここが私の城かと思うと、にやにやしてしまうのも仕方ないと思う。



「まずはこれから必要なものを確認してしまわないと」



 生きるためには衣食住が必要だ。住はご覧の通り十分なので、次は衣の部分を確認しよう。


 神様にうっかり確認するのは忘れていたのだけど、あの神様は優しいから用意してくれてる気がする。ちなみに今も、中世風のワンピースをいつの間にか着ていた。



「クローゼットはどこかなあ」



 間取りは希望の通り4LDKになっていて、1階にリビングダイニング、キッチン、お風呂やトイレも1階だ。念願のウォシュレットなのでやっぱり大満足だ。


 2階には寝室が2部屋と、クローゼットと本棚だけが据え付けてある部屋が2部屋ある。どの部屋もシンプルだが、必要最低限は揃っているのがありがたい。


 階段を昇ってすぐの右手側の寝室を自分の部屋にすることにした。部屋にはベッド、サイドテーブル、クローゼット、タンス、本棚が据え付けてあった。きっとあるはず!と願いながらクローゼットを開けると、そこには10着程度の普段着からよそ行きと思しき服がかかっている。タンスには靴下や下着が畳まれて入っていて、さすがは神様だとじーんとした。



「これで衣も大丈夫ね!」



 次は食の確認のために、私は再び階段を降りた。







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