七大罪の勇者
部活の方で出した小説です。宜しければ
――ジークリッドは勇者である。
この世界は10歳となる年の初めに神から「力」と「職」を与えられる。
与えられた職に応じて力が与えられ一生ものの天職となる。
この職には特別なものがあり、「王」「姫」「賢者」そして「勇者」である。
王と姫は大国(ここでは神に認められた国のこと)に1人ずつ、賢者と勇者はこの世界に絶対に1人しか存在せず圧倒的な力ユニークスキルが与えられる。
そしてこの物語の主人公であるユークリッドもまた10歳となる年の初めに勇者の職とユニークスキル「七大罪」を与えられたのであった…
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僕の名はジークリッド。勇者をしています。
勇者と聞いて皆から英雄譚のような物語の勇者のように歓迎されていると思うかもしれませんが僕の場合逆。
巷じゃあ「最弱の勇者」とか「禁忌の勇者」とか色々言われているわけですよ。
なんでこんな風に言われているのか、それはまず僕自身が能力を使えれていなく他の人よりは強いが歴代の勇者と比べると雑魚にも等しいわけです。
そして何よりこのユニークスキルと言われている僕の七大罪のせいで禁忌なんて言われているんです。
誰もが知ってる罪深き7人の勇者。
「憤怒、傲慢、嫉妬、怠惰、強欲、色欲、暴食」の能力を持った勇者達。
総じて七大罪と言われている。
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