水の海月(くらげ)
詩と呼んでいいかわかりませんが
くらげの気持ちを書いてみました。
風のふくまま、気のむくまま
水の中をただよっている
触られるのはイヤだから
さしたりとかもするけれど
ほんのちょっぴり、チクっとするだけ
ほんとは、そんなに痛くないけど
みんな私のせいにする
あかい人やあおい人ほど
つよくは、さしたりしてないよ
きょうも、風にながされて
ふわふわ、ただよう、みずくらげ
きらくなように見えるけど
いきさきすらも、風まかせ
見えないレールがひかれた海を
ながされることしか、できない私
自由なようで自由じゃない
私はただの、みずくらげ