帝国兵の実力
「サモン!ミノタウロス!」
「サモン!デーモンロード!」
「サモン!ネオ・ゴーレム!」
俺が警戒する中、帝国兵の3人はそれぞれのモンスターを召喚した。
「やっぱりそれなりの実力があるか…」
ミノタウロスはRの上位、ネオ・ゴーレムはゴーレムの進化モンスターでSRの下位、そしてデーモンロードがSRの上位に位置しているモンスターだ。ここに来ているだけあってなかなかのモンスターを使えるようだ。
「とりあえず、魔力は…よし、ほぼ回復してるな」
スマホでステータスを確認した俺は、魔力の量を見てどうするか考えた。
「スライム達もいるからこいつらは………他のモンスターは……あとは…」
「さっきからこいつブツブツつぶやいてるぜ!」
「我らのモンスターを見て恐れているのではないか?」
「いや、お前ら。よく考えてみればここに普通の人がいるのはおかしい…こいつもそれなりの実力があると考えた方が自然だ」
「それは確かに…よし!一気に片を付けるぞ!」
「おう!」
やはり、ただのかませではないようだ。特にあのデーモンロードを操る奴、あのモンスターにしても状況判断にしても3人の中では一番上だ。俺もなめてかからない方がいいな。
「魔力は50…なら、こいつらで行くか。サモン!ファイアドラゴン!ウォータードラゴン!アースドラゴン!」
魔法陣が形成され、そこから3体のドラゴンが現れた。
「何!」
「うぉ!?」
「まさか、これほどとは…」
俺はもともと最初に手に入れたアースドラゴン以外もクエストやガチャで手に入れ強化、進化も済ませていた。コストは3体とも16、ギリギリ召喚できるところだ。他のSRはコストが高いので三体召喚できない。UR以上もコストが高いため召喚できても1体。UR以上ならあの3体を倒せるかもしれないが、メタスラもいるので、この3体で行くことにした。気がかりは、あのデーモンロードが俺のドラゴン達より強いのかだが…
もしものことを考えて後ろのメタスラ達も準備させておく。
「いけ!」
「くっ!」
「ネオ・ゴーレム!ガードだ!」
「よけろ、デーモンロード」
やはり、モンスターの強さごとに、操る方にも実力の差があるようだ。
「デーモンロードを警戒!まずは、ミノタウロスを倒せ!」
「「「グガァ!!」」」
そして、俺のモンスターと帝国兵のモンスターが激突した。
ーーーーーーーーーー
「あいつら、大丈夫か?なんかすげえ音がしたが…」
部下たちがいる方を向きながら俺は森の中を走っていた。
「あの背だと子供のようだが…こんなところにいるのもおかしいしな」
まだ子供かどうかはわからない。でも、この森にいる時点で相当な実力があるのも確かだ。あいつらのことを信用していないわけじゃないが、少し不安もある。
「とにかく今はドラゴンだ!っと!なんだあれ?」
ふと空を見ると、大きな何かが森の奥にある大樹へと向かっていた。
「もしかして…あれが?」
ここに来るとき、空を飛ぶモンスターが異常なほどいなかった。そんな中空を舞うモンスターがいるとしたら…
「ハッハァー!どうやら、あの大樹にいるのは間違えねぇなあー!すぐに、捕まえてやるぜ、スピリチュアルドラゴンよー!!」
あのドラゴンをリズベルにぜってぇ届けてやる!
ーーーーーーーーーー
「グハァ!?」
「何!?」
「よし!いいぞ!」
あれから、俺のドラゴン達と帝国兵のモンスター達が戦い、ついに、2人目を撃破することに成功した。
「セメトだけでなく、ブロンズまで…貴様は何者なんだ!」
1人目のセメト、だろうか?そのミノタウロスを操る方をまず集中的に狙い、あっという間に撃破した。そして今、デーモンロードを2体のドラゴンで抑え、ネオ・ゴーレムをファイアドラゴンで倒させてもらった。
「くそ!このままではサタナス様が…急いで知らせなくては!」
「行かせない!やれ、お前ら!スキルを使え!」
「「「グガァ!!」」」
「なっ!?」
ドンッッ!!?
「ぐわあああぁぁぁーーーー!!」
3体それぞれのスキル攻撃によって逃げようとしていた最後の一人をデーモンロードごとふっ飛ばした。
「とりあえず、戦闘終了か?」
あまり時間がかからないで倒すことが出来たが、今戦っていた帝国兵だけでもそれなりの実力があった。特に、あのデーモンロードはやっかいだった。ミノタウロスを倒して2体のドラゴンでデーモンロードを抑えていたが、それでも不利なのはドラゴン達の方だった。ネオ・ゴーレムは属性でいえば森、炎属性のファイアドラゴンだからこそ倒せた。そして、3対1となって形勢逆転。先にミノタウロを倒していたのは正解だったようだ。
「んっ?やっぱりレベルも上がるのか…」
あの3人を撃破したことによって、レベルが2ほど上がっていた。
ステータス
アキト(12)
LV27
体力60
魔力55
攻力55
防力55
モンスター866/1500
アイテム/装備品370/1000
ガチャポイント165342
ジェル26269834
イベント
ショップ
地図
ただでさえ、上がりにくくなってきたレベルがここで2も上がるということは、やはりあの帝国兵達はレベルも高かったのだろう。
「とにかく、これで次も存分に戦える。スピリチュアルドラゴンは渡さない!」
戦いはまだ始まったばかりだ




